『接近不可レディー』38話、39話の見どころ・ネタバレ
1.暴れまわる魔物
最近、「魔物を飼う」というのが流行っているらしく、ヘリオナの婚約記念のプレゼントで「魔物」が用意される。
しかし、その魔物は暴走状態にあり、檻を破って暴れまわるのであった。クリスティアンが魔物を凍らせるのだが、それも破られてしまう。
©Kakao piccoma Corp.:魔獣を凍らせて止めようとするクリスティアン
ビオレッタが襲われそうになるが、すんでのところでアクシオンが魔物を押さえつける。しかし、押さえつけるの精一杯で魔物を殺すことが出来ない。そこへヒリスが現れて魔物の核を破壊することで、魔物を消滅されることに成功するのであった。
ヒリスが「死に戻りする場所」も確か、魔物が暴れまわる瞬間であったが、どうやら魔物を飼うのが流行っていたというのが背景にあったようだ。
魔物を押さえつける過程で異能の力が「アクシオン >> クリスティアン」ということがわかる。しかし、アクシオンは奇形魔物の弱点を知らないので、倒すのに手こずっている感じだった。この時点で、奇形魔物の明確な弱点を知っているのはヒリスだけなのだろう。
2.ビオレッタを狙ったい魔物
アクシオンが魔物を倒したということにしたいヒリス。ここでは目立ちたくないという思惑があるのだろう。
前世の記憶では、この魔物によってビオレッタとコーデリアが重傷を負ったらしい。前世で、ヒリスはビオレッタに借りがあるらしく、それを今回救うことで借りを返した。
カリキアの血を移植された生き物は、カリキアの血を持つものに敵対心を持つとのこと。これはヒリス自身も、カリキアの血を移植された経験があるので知っているのだろう。
イノアデン家でヒリスが迫害されていることは、有名らしくアクシオンもそのことを知っているようだった。実際に、リカルドの対応を見て、アクシオンが思っている以上に扱いの差があると感じ取るのであった。
今回の事件を引き起こしたのは、カリキアの血を大量に所持していたテルゾの犯行だろうか?ビオレッタが邪魔だから排除しようとしたか。
『接近不可レディー』38話、39話の感想・考察
以前、聖杯からも異能の力を感じ取れたように、「異能」というのは物にも付与されるようだ(今回は、王と4大家門の当主が描かれた絵)。
ヒリスが奇形魔物を倒しつつも、奇形魔物の弱点をそれとなくアクシオンに教えている場面が印象的だった。今後も奇形魔物と対峙することがあるから、あらじかめ弱点を教えておこうという魂胆だろうか?