『接近不可レディー』44話、45話の見どころ・ネタバレ
1.祝宴はひとりで入場するヒリス
四季の森の共用記録室で寝ていたアクシオンは、悪夢にうなされて起きる。タイミングよく、アクシオンの目の前にはヒリスがおり、前から考えていた「祝宴でエスコート」する件を聞く。
ヒリスはエスコート役を用意するつもりはないとして、祝宴にはひとりで入場する意志を示す。
祝宴の当日、ひとりで会場に入場しようとするヒリスにリカルドがエスコートを申し出る。しかし、ヒリスはそれを断る。その態度にリカルドは怒るのだが、ヒリスから「あなたにはなんの期待もしてない」と一蹴されてしまうのであった。
前のときからそんな描写はされていたが「ヒリスの異能が発する匂い」はどうやら異性を魅了する力があるらしい。アクシオンもその力に後押しされたのか、祝宴でのエスコートを立候補しようとしていた。
ヒリスのエスコートに立候補したリカルドであったが、家の評判のことを言う一方で、自分の価値をあげるためにヒリスをエスコートしたいという思惑もあったと思われる。しかし、それさえもヒリスに否定されてプライドをズタズタに傷つけられる。
2.テルゾと接触するリカルドと祝われるヒリス
ヒリスに蔑まれたリカルドは「自分こそが当主になるはずだった」と悔やむ。そんなところに、テルゾ・カリキアが現れて、リカルドに企みを持ちかける。
©Kakao piccoma Corp.:リカルドに話を持ちかけるテルゾ・カリキア
祝宴に出席したヒリスは、各4大家門の当主たちにイノアデン家当主になったことを祝われる。パルベノン家当主は来ていなかったが、代わりにクリスティアンがヒリスのことを祝うために現れる。
ガブリエルと言うとイノアデン家ではあるものの、血の繋がりはないので、祝宴の会場に入れず門前払いされてしまうのであった。
前々から不穏な動きを見せていたテルゾだが、リカルドと接触し、何かを企んでいるようだ。「カリキアの血」を使って、リカルドをうまく利用しようとしているのだろうか?
クリスティアンは「パルベノン家の現当主」を亡き者にして、自分がすぐに当主になりたいという思いが透けて見える。おそらく、アクシオンに対抗して、ヒリスを手に入れたいという思いがある。
『接近不可レディー』44話、45話の感想・考察
ヒリスが当主となり、祝宴を開く裏で色々な思惑が動いている様子が描かれる。テルゾとリカルドの共謀、クリスティアンの当主への思いが見て取れた。
ガブリエルに関しては、昔のような扱いはされず、完全に部外者として接されてしまう。一方で、パルベノン家の従者レノック?と恋仲になりそうな雰囲気もあり、ガブリエルは他のイノアデン家のふたりと比べて悲壮感はそこまでない。