『接近不可レディー』52、53話の見どころ・ネタバレ
1.前世の記憶を取り戻すアクシオン
自室にヒリスが現れたことで、アクシオンはベルゼット家にも「王の息が宿ったもの」があると思いつく。2人は部屋から移動して、何代か前のベルゼット当主が東部で見つけた遺物を見に行く。
その遺物からは「異能の気」が漂っており、以前アメリエ家で見つけた絵と同じ状態であった。ヒリスが遺物に触れると、遺物は宝石へと変わる。
宝石を触ったショックでヒリスは過去に起きた初代イノアデンと王の1シーンを見てしまう。アクシオンも宝石によってショック受けるが、どうやらアクシオンの方は「前世の記憶」を取り戻したようだ。
©Kakao piccoma Corp.:初代イノアデンが王を刺し殺すシーン
「王の息が宿ったもの」はそれに触れた異能者たちに何かしらの映像を見せる機能があるようだ。
アクシオンにはこの機能がクリティカルだったらしく、今まで予感でしかなかった前世の記憶を完全に取り戻したように見えた。
ヒリス以外の人間が前世の記憶を取り戻せることから「この世界はリセットしているわけではなく、全体がループしている」ことがわかる。もしかしたら、ヒリス・アクシオン以外にも記憶を継承していてるキャラが出てくるかもしれない。
2.5度目の人生で救出されるヒリス
アクシオンに助けられたヒリスは3日後、ベルゼット家で目を覚ます。ヒリスは自分に尽くしてくれる使用人たちを見て、夢のようだと感じる。
ヒリスに優しくしてくれるアクシオンだが、前世でクリスティアンに裏切られた経験があるので心を開けないでいた。
ベルゼット家にビオレッタ・カリキアが現れて、アクシオンにヒリス救出を頼んだのは自分だと明かす。ヒリス救出が遅れてしまって申し訳ないと、ビオレッタはヒリスに謝るのであった。
©Kakao piccoma Corp.:ビオレッタに「あなたは何も悪くない」と言われて泣いてしまうヒリス
5回目の人生でヒリスを救出してくれた立役者はビオレッタであった。元を辿れば、ヒリスがビオレッタに助けを求めたことがこの変化を生み出したと言える。
しかし、ビオレッタ側にも何か裏があるようで、ただ単に人助けをしたかったから助けた、というわけではなさそうだ。やはり、ヒリスの異能の力が関わっているのだろうか?
『接近不可レディー』52、53話の感想・考察
アクシオンが前世の記憶を取り戻すような描写がなされる。今までも少しずつ記憶がフラッシュバックするシーンは描かれていたが、これが前世の記憶であると確信したのは今回が初めてだ。
問題は前世の記憶のどの部分を思い出したかによるのだが、それがヒリス5回目の人生の回想で明らかになっていくのだろう。