『接近不可レディー』54、55話の見どころ・ネタバレ
1.イノアデン家に行くアクシオン
ベルゼット家前当主のゼノンの指摘によってヒリスは本来、カリキア家で保護することだったとわかる。しかし、アクシオンの一存でベルゼット家で匿い続けているようだ。
なぜ、ベルゼット家で保護し続けているかというと、カリキア家はヒリスにとって良い場所ではなく、しかも彼女を守り続けれないと判断したからだ。
ヒリスを守り続ける理由は他にもあるらしいが、そこを思い出そうとした瞬間にベルゼットの回想は終わる。前世の記憶を取り戻したアクシオンはヒリスに事の真相を確かめるべく、イノアデン家へ向かうのであった。
©Kakao piccoma Corp.:なぜ、ベルゼット家でヒリスを保護し続けるのか問うゼノン・ベルゼット
アクシオンは完全に過去の記憶を取り戻し、しかも見た映像が「前世の記憶のモノ」であると確信したようだ。
「王の息が宿ったもの」にどれだけの能力があるかは知らないが、過去の記憶を触れた者に見せるという特性があるようだ。
2.王の息が宿った宝石を食べる
「宝石」に触れたことでアクシオンが前世の記憶を取り戻したことを確信するヒリス。今までのループ人生で一度もなったことがない現象に焦りを覚える。
焦るヒリスの眼の前の宝石が「私を食べて」を言ってくる。何かを読み取ったヒリスは宝石を飲むことで死へ一歩近づけるのならと、宝石を飲み込む。
一方その頃、イノアデン前当主・ディエゴが癇癪起こしおり暴れまわる。そこに宝石を飲み込んだことで更に異能が強くなったヒリスが現れる。
ヒリスはディエゴから異能の力を全て奪い、その上でディエゴと長男リカルドをイノアデン家から追放することを決めるのであった。
©Kakao piccoma Corp.:暴れるディエゴの部屋に現れるヒリス
どうやら「王の息が宿った宝石」は「カリキアの涙」同様に異能の力を強める効果があるようだ。
しかも、「王の息が宿った宝石」を全部食べることができれば、ヒリスの願いである不死の呪いが解けて死ねるようになるかもしれない(少なくともヒリスはそう解釈して宝石を食べたのだろう)。
『接近不可レディー』54、55話の感想・考察
アクシオンが記憶を取り戻したことと、父親と長男を家から追放することに関係性はないようにみえる。しかし、ヒリスとしては「自分にまだ感情がある」からこんなことになったと思っているようだ。
だからこそ、情を掛けてまだイノアデン家に住まわしていた家族を追放することで、今度こそ感情を押し殺そうとしたと見える。
前世(7回目)の人生で「めちゃくちゃにした」という表現から、前世では家族たちを殺している可能性が垣間見えた。