『接近不可レディー』60、61話の見どころ・ネタバレ
1.クリスティアンの忠誠を受け取るヒリス
クリスティアンは兄でありパルベノン家当主であるゴティエを襲撃する。ゴティエに深手を負わせたクリスティアンは兄に「このまま死ぬか、当主の座を譲り渡すか選べ」と迫るのであった。
一方、アクシオンはこの前、鏡を通じて行った場所がどういう所だったのか、そして嗅ぎ慣れた匂いの意味はなんなのか考える。部下から調査情報を聞いたアクシオンは再びヒリスに会うためにベルゼット家をあとにする。
再び単独行動を始めたヒリスは一人で四季の森の前までやってくる。そこにクリスティアンが現れて「パルベノン家を贈り物として差し上げたい」と言って、ヒリスに忠誠を誓うのであった。
©Kakao piccoma Corp.:クリスティアンの忠誠を受け入れるヒリス
とうとう、クリスティアン・パルベノンが動き出す。手始めに兄であり当主でもあるゴティエを襲って、当主の座を手に入れる。
ゴティエがクリスティアンの異能の強さに違和感を覚えていたことから、何かしら強化を受けている可能性がある。裏でテルゾと繋がっていたりするのだろうか?
2.ゼノンに不審感を抱くアクシオン
アクシオンは母親のゼノンに会いに来る。アクシオンはヒリスに会いたがるゼノンを威嚇しつつ、魔獣が捕らわれた家で感じた匂いの元は母親であることを確信する。
ベルゼット家にある異能の気を発する鍵に興味を示すアクシオン。そこにゼノンが現れて、その鍵をアクシオンに渡すのであった。
ヒリスはと言うと、クリスティアンと共に四季の森で探索を始める。宝石を飲んだおかげか、微弱な異能の気を感じ取れるようになり、その気配を追いかけると本が敷き詰められた部屋にたどり着く。
©Kakao piccoma Corp.:異能の気を放つ鍵に興味を示したアクシオンに話しかけるゼノン
ゼノンへの不審感を感じたアクシオン。今後、ゼノンを動きを封じる役目を担うのはヒリスではなく、アクシオンの方になりそうだ。
ベルゼット家にあった鍵は、テルゾがリカルドから渡された鍵だと思われる。あの鍵にどういう効果があるかはわからないが、ゼノンなりの何か企みがありそうだ。
『接近不可レディー』60、61話の感想・考察
クリスティアンがパルベノン当主になったことで、今までの噛ませ犬役ではなく、ちゃんと物語の重要キャラクターに昇格した感じがある。やっとアクシオンと同じ立場になれたと言える。
クリスティアンの登場はヒリスにとっても渡りに船で、アクシオンと共に行動しないで探索を進められるという利点がある。シナリオの観点から言うと「ヒリスとアクシオンを別々に行動させつつ物語を進めたかった」という思惑がありそうだ。