『接近不可レディー』74、75話の見どころ・ネタバレ
1.真相を確かめに行くアクシオン
ヒリスと会話をするゼノンの前にアクシオンの部下・シュレイマンが現れる。監視役であるシュレイマンはゼノンにヒリスから離れるように警告する。
ゼノンは特に抵抗することもなく、ヒリスの前から姿を消すこととなる。
一方、クリスティアンは王の残痕の生贄にされそうなところを何とか気合いで乗り切る。クリスティアンが異能を爆発させた影響で近くに居たアクシオンは怪我をするのだが、いっこうに気にする様子がない。
呆然自失となったアクシオンは四季の森を出て、その足でイノアデン家に向かうのであった。
©Kakao piccoma Corp.:ゼノンとヒリスの前に現れる監視役のシュレイマン
ヒリスはアクシオン以外の人間も前世の記憶を取り戻し始めていることを認識する。ヒリスとして何かできることはないが、少しは行動が慎重になるのだろうか?
アクシオンはというと、ことの真相を知るためにヒリスに会いに来たようだ。しかし、アクシオンにできることはかなり少ないと思われる。
2.離さないという決意
傷ついたアクシオンがヒリスの前に現れる。しかし、ヒリスの秘密を知ったアクシオンはそのことをヒリスに尋ねられない。
アクシオンに抱きしめられたヒリスは、彼のことを想う一方で「もし、今すぐ永遠に死ねるのならそちらを選ぶ」と再認識する。死を選ぶことを決めているヒリスは、これ以上アクシオンと一緒にいられないと彼を離そうとする。
しかし、納得のいかないアクシオンはどのような結末であろうともヒリスを決して離さないと決めるのであった。
真実を知るのが怖いアクシオンは結局、ヒリスに真偽を尋ねることが出来なかった。その一方で、どういう結果になろうともヒリスを決して離さないという決断をした。真実やヒリスの思いを知ると決断が揺らぐからの行動だったのかもしれない。
それと5度目の人生の回想で、ゼノンが悪事を働いているような描写がなされた。5度目の人生でのアクシオンは今よりも早くゼノンの裏の顔を知っていたようだ。
『接近不可レディー』74、75話の感想・考察
自分はアクシオンがヒリスに「ことの真偽を確かめる」と予想していたのだが、そうはならなかった。今後もヒリスとアクシオンはお互いの情報に確信は持てないまま行動することになるだろう。
5度目の人生でゼノンが悪事を働いている描写があったので、ヒリスはここで彼女の裏の顔を知った可能性はある。当主時代のゼノンは尊敬もされていたらしいが、その後、本性が明るみに出たのだろう。