ピッコマ『あなたの心がわかるように』3話、4話の見どころ・ネタバレ
1.ウィンターとして交渉するバイオレット
自殺未遂のあと目を覚ますとウィンターの身体に乗り移っていたバイオレット。ネクタイの絞め方がわからないので、秘書のハエルに手伝ってもらう。
商人ローウェルとコーヒー豆の取引をする予定らしく、バイオレットはウィンターとして交渉のテーブルにつく。最初はローウェルの口車に乗せられそうになるがハエルの助言もあって回避する。
最初はウィンター流のやり方で交渉しようとするが、自分はバイオレットなので自分の良さを活かした我慢強い交渉を採用するのであった。
バイオレットはこの状況は夢だと思っているのだが、それでも交渉はちゃんとしないといけないということで意気込んで行動する。バイオレットの長所というのが「我慢強い」というのは意外でもあり、悲しい部分でもある。いわば、ブルーミング家で3年間我慢し続けたことで得られた後天的な才能と言えるだろう。
しかし、ウィンターは王室の借金を肩代わりしたせいでお金がほとんどないようなニュアンスで話していたが、ローウェルの口ぶりからすると事業は成功しており、お金は持っているようだ(次の爵位獲得のためにお金を貯めているのだろうか?)。
2.バイオレットの身体に入ったウィンター
ウィンターは自分がバイオレットの身体に入っていることにすぐに気づき、自分の身体を取り戻すために首都へ行こうとする。しかし、バイオレットのあまりの体調の悪さから、まずは体調を整えるために医者のリップマンの胸ぐらを掴んで薬を出させる。どうやら、こんな苦難は慣れっこらしくウィンターは一直線に対策を講じていく。
©Kakao piccoma Corp.:医者に金を叩きつけて体調不良を治させようとするウィンター
バイオレットはというと、47時間という長丁場の交渉を終えて、なんとかローウェルとの交渉を成功させる。
交渉を終えたバイオレットの元へ、若奥様ことバイオレットの身体に入っているウィンターが現れて、ふたりだけで会話することになるのであった。
豹変したバイオレットこと中身がウィンターに家の人たちが次々と言うことを聞いていくというのは、意外であった。バイオレットも強気な行動を取ってさえいれば、家の人間は言うことを聞いていたのかもしれない。
早々に身体の入れ替わったふたりが出会うことになる。おそらく、身体をどうやって戻すのかという話になるのだろうが、あっさり身体が戻るのか、それともこのままになるのかはまだ先が読めない。
ピッコマ『あなたの心がわかるように』3話、4話の感想・考察
ウィンターの身体に乗り移ったバイオレットはいきなり、交渉という場で結果を出す。ウィンターが苦戦していた相手から契約を取り付けたというのはかなりの成果だろう(秘書のハエルもだいぶ喜んでいた)。
バイオレットの身体に乗り移ったウィンターの行動は早かった。普通はもう少し狼狽したり、周りの人間が言うことを聞かなかったりするのだろうが、ウィンターの行動力と人を動かす力でねじ伏せていく。これを見ると、ウィンターには肩書きなど関係ない、自分自身に宿った力が凄まじいのだとわかる。