ピッコマ『あなたの心がわかるように』5話、6話の見どころ・ネタバレ
1.元に戻る身体
バイオレットとウィンターは二人きりになって話を始める。どうして身体が入れ替わったのかわからないふたりだったが、意外にもふたりの身体が接触するとあっさり元に戻ることが出来るのであった。
身体を取り戻したウィンターは相変わらず仕事の話をする。だが、一方でバイオレットの身体を使ったことで、妻の体調がどれだけ悪いのか認識し、すぐに医者に診てもらうように命じる。
©Kakao piccoma Corp.:あまりの体調不良にウィンターから休んで医者に診てもらえと言われるバイオレット
どうやらバイオレットに処方されていた薬は副作用を悪化させる昔の薬であったので、新しい薬を処方されることになる。翌日、目を覚ますとバイオレットのために大量のドレスが用意されており、これから夫婦で食事をするために着替えることになるのであった。
ウィンターはバイオレットの身体を使ったことで、彼女の体調の悪さを認識して、優しく接するようになる(それでも態度は強気だが)。バイオレットに処方されていた薬はかなり悪いものだったらしく、ブルーミング家の主治医・リックマンはヤブ医者だったようだ。
バイオレットが日常的に精神が不安定だった原因は、リックマンだった可能性が高い。夫との不仲、ブルーミング家から笑いものにされ、薬もよくないと来たら、それは突発的に自殺をするのもうなづける。
2.久々のふたりでの食事
バイオレットは「2400万ラクネも使ったせいで破産寸前」だと思っているので、こんなに大量にドレスを買い込んで大丈夫かと疑問に思う。しかし、メイドのルルの話ではずっと前からウィンターはドレスを買い込んでいたらしい。
ウィンターとふたりで食事を始めると、バイオレットが指摘した「入れ替わりはカーニック一族が関係しているのでは?」という予想が当たっていたことを報告する。理由ややり方は不明だがカーニック一族には昔から身体が入れ替わるという事例が多数あるらしい。
夫婦の会話が噛み合わないことにウィンターは「言いたいことがあるならはっきり言え」とバイオレットに言う。そんなウィンターにバイオレットは意を決して、前から疑問に思っていた「私が死んだら葬式にくるのか」という質問をウィンターにぶつけるのであった。
バイオレットはウィンターに禁断の質問をする。怒りっぽいウィンターがこの質問にまともに答えるとは思えないが、バイオレットとしては怒らせてでも聞きたかった質問なのかもしれない。
メイドのルルの口ぶりで「ウィンターが破産寸前」というのはバイオレットの勘違いなのでは?と思わされる。そうだとしたら、ウィンターは何か別の理由で必死にお金を稼いでいることになる。
ピッコマ『あなたの心がわかるように』5話、6話の感想・考察
ずっとお互いの身体が入れ替わった状態が続くという作品だと思っていたが、違ったようだ。お互いの身体が触れれば、元に戻ることから、もし今後、ふたりの身体が入れ替わるとしたら「お互い別々の場所にいるとき」それが起きそうである(物語的に一緒の場所にいるとすぐに元に戻れてしまうので)。
バイオレットとウィンターの視点を見てみると、お互いに「何か勘違いして」行動している可能性が高い。バイオレットは思ったことを口にしないし、ウィンターは怒ってしまうので、お互い会話にならないのが原因だろう。