ピッコマ『あなたの心がわかるように』7話、8話の見どころ・ネタバレ
1.離婚を切り出すバイオレット
バイオレットの「私が死んだら葬式にくるのか」という質問に怒ってウィンターは席を立つ。バイオレットはひとりで帰宅しようとしたところに、従姉妹のアリエラ・ローレンスと出会う。
©Kakao piccoma Corp.:女優業をする従姉妹のアリエラ・ローレンス
アリエラと会話する中で、バイオレットは自分が嫌われていること、そして浮気されている可能性を考える。意気消沈しているバイオレットにメイドのルルとシェフのトゥリンが元気づけようとする。
元気を取り戻したバイオレットは自分が嫌われていて、浮気もされていると思い込み、ウィンターに離婚を申し出るのであった。
どんどん考えがマイナス思考になっていき、せっかく元気を取り戻しても、その行動力で更にマイナスな行動をするという悪循環にバイオレットは陥る。
唯一の救いはブルーミング家で味方になってくれるルルとトゥリンの存在だろう。しかし、彼らは相談相手になってくれるわけではないので、問題の解決には至らない。やはり、根本的な問題解決にはウィンターとのちゃんとした会話が必要である。
2.ウィンターの心のうち
ウィンターはバイオレットと結婚する上で劣等感を抱いていた。身分の違い、気品の違い、そして身分を金で買おうという卑しさ、そんな自分に残された選択肢は、金が有り余るほど裕福になることだと考えるようになっていた。
しかし、離婚を切り出されたウィンターはそういう感情は表に出さずに強気に交渉する。バイオレットに大金を返すように働きかけて、離婚を回避しようとする。
それでも離婚を諦めきれないバイオレットは兄のアッシュ・ローレンスを頼って手紙を書く。しかし、その内容はアッシュからブルーミング家のお義母様に告げ口され、問題が大きくなってしまうのであった。
今回はウィンターの心情が知れて、ふたりの気持ちがすれ違っていることが浮き彫りになった。ウィンターがいまだに金を稼ぐために必死になって働いているのは、バイオレットに対しての劣等感からくるものだった。
だが、そんなことは口にはしないのでウィンターとバイオレットの心は更に離れていく。身体が入れ替わったことで、昔よりかは会話が増えたが、現状はそれが原因で関係を悪化させている。
ピッコマ『あなたの心がわかるように』7話、8話の感想・考察
お互い身体が入れ替わったことを経験したことで、ふたりのコミュニケーションは増えたのだが、結果として関係は悪化していく。どうやら、お互いがお互いに劣等感をもっており、かつ気持ちを言わないので関係がこじれている。
アッシュに助けを求めるバイオレットだったが、案の定、裏切られてしまう。てっきり、突然の王室解散を決めた張本人だったので絶縁していると思っていたが、そうではなかったようだ。バイオレットのなかで、まだアッシュのことを悪人だと思いきれていないのだろう。