ピッコマ『あなたの心がわかるように』11話、12話の見どころ・ネタバレ
1.幼なじみと会うバイオレット
身体が入れ替わったバイオレットは屋敷に戻りたくないと言う理由で、ウィンターの身体を使って汽車に乗る。目的地は母のエラ・フェリーチェがいるフェリーチェ家の領地であり、バイオレットは母親を頼りにしているようだ。
汽車に乗ると隣にバイオレットの幼なじみであり、ドス公国の公女でもあるシャロン・ドスが座る。シャロンは相手がウィンターだと思って会話を始めるのだが、中身はバイオレットなのでバイオレットは久々の友人との会話を満喫する。
©Kakao piccoma Corp.:バイオレットの幼なじみシャロン・ドスと出会う
ウィンターはというと屋敷に戻ってきてすぐに部下たちにバイオレットを探すように命じる。部下のハエルはふたりの身体が入れ替わっている事情を知っているために連携もスムーズにいく。だが、ウィンターの身体が見つかるまではバイオレットとして振る舞って欲しいとハエルに言われ、泣く泣く妻の代わりにパーティーに出ることになる。
「身体が接触したら元に戻る」というルールがある以上、ふたりの身体が入れ替わるタイミングは今回のように「二人の距離が遠く離れていた場合」に限られる(物語上仕方ない)。
今回の入れ替わりにいたっては、バイオレットが身体を返すつもりがないのか、移動を始めてしまったので元に戻るのが大変そうだ。
2.バイオレットの代わりにパーティーに出るウィンター
ウィンターはすでに1年前の春の時点で収益を安定させていた。そのお金でさっそくバイオレットのためにドレスを送るのだが、地味なドレスを除いてすべてドレスを返却されてしまう。
そんな過去があってかウィンターはパーティーに向けてバイオレットの身体を使って着飾ることにする。
ウィンターはブルーミング公爵の誕生日パーティーにも関わらず、一番目立つ格好で参加する。公爵夫人から文句を言われるも、ウィンターは強気な態度で言い返す。パーティーの礼儀作法を知らないウィンターは、雑にブルーミング公爵に挨拶をするとそそくさとパーティー会場から出ていくのであった。
ウィンターとバイオレットのコミュニケーションが上手くいっておらず、ウィンターはビジネス的には復活していたのにも関わらず、それがバイオレットに伝わっていないでいた。
しかも、ウィンターは直接バイオレットと話をしていないので、ドレスの件もブルーミング公爵夫人が間に入ることでお互い思いがすれ違っていた。
ピッコマ『あなたの心がわかるように』11話、12話の感想・考察
物語の構造上、バイオレットとウィンターは別々に行動する必要性がある。だが、それだけだと話がスムーズに進まないので秘書のハエルだけはその秘密を知るという感じになっている。
ふたりが入れ替わったことにより、期せずして「アッシュとブルーミング公爵夫妻」に牽制をすることが出来た。ブルーミング公爵夫妻の立ち回りはあくまで「金づるのウィンターを手元から逃さない」という目的の元、動いているようだ。