1.両親への援助を打ち切るウィンター
バイオレットがクローゼットに閉じ込められたいた事を知ったウィンターは、なぜ平然としていられるんだと怒った様子で言う。バイオレットは話を切り上げようとするのだが、ウィンターは仕事に行こうとしない。
バイオレットはウィンターを仕事にいかせようとするのだが、それは聞かずにバイオレットのベッドに寝転んでしまう。仕事に行って欲しければバイオレットに寝ろと命令するウィンター。バイオレットが寝たのを確認するとウィンターはブルーミング夫人の元へと足を運ぶ。
©Kakao piccoma Corp.:バイオレットが寝るまで仕事にいかないと言うウィンター
ウィンターはブルーミング夫人に「なぜ、バイオレットを閉じ込めたのか」を聞き出そうとする。夫人はウィンターの性格を知っていたので、ウィンターのためを思っての行為だと涙ながらに情に訴える。ウィンターはそのことは不問にする一方で、こちらの家庭に干渉したのだから、ウィンターがこれまで続けていた社交パーティー開催の援助を止めるという干渉をすると言って、その場を立ち去るのであった。
バイオレットがクローゼットに閉じ込められていたことが、ウィンターに発覚したことで、事態は急変する。ブルーミング夫人はなんとかやり過ごせると思っていたようだが、意外にもウィンターは即座に援助の打ち切りを明言して公爵夫妻たちが一番恐れていた事態になってしまう。
ウィンターは育ててくれた夫妻を立てていたが、バイオレットに手出しをしたことは完全な悪手であった。ウィンターの逆鱗に触れたことで、夫妻の貴族としての力は急速に失われそうだ。
2.社交パーティーから解放されるバイオレット
ウィンターが出張に出てから半月の時間が経つ。バイオレットはシルク商店の読書会に参加して、人脈を広げていた。ウィンターがブルーミング公爵夫妻のパーティー援助を止めたことで、バイオレットは社交パーティーに出ることがなくなり心理的負担がなくなっていたのだった。
気分が良いバイオレットはウィンターのために腕時計を買って帰宅する。バイオレットはメイドのジェンから渡された「主治医が新しく処方する薬」を疑問にも思わずに飲み込んでしまう。
バイオレットはウィンターに腕時計を渡すために、仕事から帰ってきたウィンターの元へと向かうのであった。
ウィンターが公爵夫妻の力を奪ったことで、バイオレットの心理的な負担がなくなる。ウィンターがしてきたことでは公爵夫妻の援助を打ち切ったのは、一番バイオレットのためになった行動かもしれない。
一方で、公爵夫妻たちも動き出したようで、謎の薬をバイオレットに飲ませることに成功した。どういう薬かは不明だが、二人を離婚させるための一助となることは間違いないさそうだ。
ピッコマ『あなたの心がわかるように』27話、28話の感想・考察
バイオレットにとって一番心理的負担になっていた社交パーティーが行われなくなって、心の平穏を取り戻すバイオレット。しかも、自由な時間も増えたのでその時間を使って別の人脈を広げることもできている。
公爵夫妻たちの反撃は「社交パーティーへの援助打ち切り」後となって、後手後手になってしまったが、それでも二人を別れさせることを諦める気はないようだ。薬という証拠の残りそうなことをすると、再びウィンターの逆鱗に触れそうだが、公爵夫妻はそこまで頭が回っていないようだ。