ピッコマ『ゴッドオブブラックフィールド』29話、30話の見どころ・ネタバレ
1.スミセンの情報を元にシャフランを呼び出す
スミセンは何かシャフランについて情報を握っていると考えた恭弥は、再びスミセンの居る病室へ向かう。恭弥は徹底的に脅していたこともあり、スミセンはシャフランとダイヤモンドを売って儲けた金をスイスバンクに預けていることを吐く。
恭弥はスミセンからスイスバンクの暗証番号を聞き出すことに成功する。恭弥はこの情報を元に、シャフランに連絡を取り、「ゴッドオブブラックフィールドが待っている」と伝言を残すのであった。
シャフランはスミセンの口封じとスミセンを仲間にするために、大金を渡していたようだ。シャフランとしてもスミセンの身柄を拘束されては、スイスバンクにアクセスできなくなるので恭弥と交渉せざるおえないだろう。
2.シャフランとの交渉
恭弥からの呼び出しを聞いたシャフランは、清水モータースとの会食を切り上げて自分の客室に帰る。恭弥はそのタイミングを見計らって、シャフランの客室に電話をかけて、シャフランと交渉を始める。
シャフランは「死んだゴッドオブブラックフィールドが生きているわけがない」と思っているので、あくまで相手は高校生だと思いこんでいる。スミセンと情報は手中にあると恭弥はシャフランにわからせたことで、シャフランはスミセンを解放すれば「西モータースに独占権はやる」と交渉を持ちかける。
©Kakao piccoma Corp.:電話越しに恭弥と交渉するシャフラン
しっかり文面で契約したいという恭弥に、シャフランは「明日10時、契約を締結して終わらせる」と言うのであった。
本来、すぐに戦いになるはずだったところを、うまくスミセンから情報を引き出した恭弥は、交渉を有利に進める。これは良い時間稼ぎにもなるので、ダエルの復活、そして恭弥自身の体の回復も見込めるだろう。
シャフランとしても目的は「麻薬の密輸」なので、西モータースに独占権を渡すというのは悪くない選択肢なのだろう(だからこそ、即決できた)。
『ゴッドオブブラックフィールド』29話、30話の感想・考察
状況不利だと思われたところから、有利な交渉までこぎつけることができた恭弥。暴力団をアゴで使う感じは、傭兵のリーダー時代で培った部分だろうか。
さすがのシャフランも「ゴッドオブブラックフィールド」が生きているとは思っていないので、高校生にしてやられてかなり頭にきているようだ。しかし、スミセンとは違い冷静な対処ができる男なので、暴力という手段は取らずに、あくまで自分が損をしないように譲歩する。
ここらへんの堅実な立ち回りがスミセンよりもシャフランが恭弥たちに評価されている点だろう。
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