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ピッコマ『リターン~ある外科医の逆襲~』117、118話感想・ネタバレ:圧倒的な差がついた徹と春馬

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目次

『リターン~ある外科医の逆襲~』117、118話の見どころ・ネタバレ

1.圧倒的な差がついた二人

この2年間の五十嵐徹の活躍を見てこなかった二階堂宗利は、彼がなぜ学会の発表で注目されているのか理解できない。徹が発表を終えると、称賛の拍手とたくさんの質問が飛んでくる。

春馬は名前を売るためにシカゴの学会で論文発表をしにきたのだが、徹の発表の衝撃が凄すぎて、誰の印象にも残らないという結果に終わる。そして、徹が再び登壇して「胆管奇形患者に肝臓移植手術を行う」ための方法を発表をし始める。

そこでも徹は称賛され、学生時代から「1位徹、2位春馬」と続いてきた構図が「世界的第一人者の徹、一介の若手医師の春馬」と歴然の差を見せつけられるのであった。

徹がいなくなった大日病院で地位を固めていたであろう春馬だが、この2年間で学生時代とは比べ物にならないぐらいの差が出来てしまった。春馬も才能豊かだったはずだが、父親の圧力や徹の足を引っ張ることに注力していたことで、さほど実力がつかなかったようだ。

2.断った件が宗重の耳に入る

セントジョゼフ病院は大日病院との交換教授で五十嵐徹を指名したのだが、二階堂宗利はこれを断固拒否する。理由もなく断れないと部下たちは進言するのだが、宗利はそれを無視して「セントジョゼフとの関係を切ってでも拒否する」と強硬な姿勢を見せる。

徹の受け入れを拒否されたセントジョゼフ病院はそれに怒り、大日病院が言うように関係を断ち切ることにする。大日病院へ行くチャンスを失った徹はなんとか別の日本の病院へ行けるよう考える。そこに「ドキュメンタリー名医」のプロデューサーから電話がかかってきて、続編を作りたいと言われる。

徹の「ドキュメンタリー名医」の続編はこれまた好評となり、全国で放映される。インタビューの中で徹が「大日病院から交換教授を断られた」件を話しており、その事が大日グループ前会長の二階堂宗重の耳に入るのであった。

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©Kakao piccoma Corp.:大日病院が徹の受け入れを断った件を知る二階堂宗重

宗重を救った効果はすぐに現れる。無理かと思われた大日病院への交換教授は、宗重のおかげで実現できそうである。今まで頭ごなしな宗利の理事長権限で理不尽な思いをしてきたが、宗重を味方につけた今、それはできなくなっている。

『リターン~ある外科医の逆襲~』117、118話の感想・考察

徹は決意した通り「世界最高の医者」となって、世界中の医療関係者から一目置かれるようになる。春馬はというと、才能はありながらも宗利の操り人形でいたことから大日病院では良い地位にいるが、世界で見ると平凡な医者でしかない。徹がアメリカに行った2年間でだいぶ差がついてしまったようだ。

徹は意図せず、「大日グループ最高権力者の宗重カード」を使って、大日病院への受け入れ拒否をなかったことにできそうだ。宗重を手術で救ったことはどこかで役立つと思っていたが、こんなに早く効果を発揮するとは思わなかった。

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