『遠回り~それでも好きになっていいですか?~』9話の見どころ・ネタバレ
1.優羽の恋心
優羽は司と半年近く連絡が取れなくなり、そのことを瑞希に相談する。瑞希は優羽は司に恋をしていると指摘する一方で、半年も連絡がないのなら望みも薄いと感じる。
司はというと母親との一件、そして大プロジェクトを任されたことで忙しくなり優羽と連絡を取らなくなる。そんな司に白川は相談があると言ってPUZZLEに呼び出す。
白川は大倉との仲が険悪になっていることを相談する。諦めようとする白川を司が励ますと、逆に白川が司の恋を手伝うと言い出す。どうやら白川は優羽が毎週PUZZLEに来ていることを知っており、同じ曜日に2人でPUZZLEに来ようと誘うのであった。
© Amutus Corporation:恋心を瑞希に指摘されて驚く優羽
司と連絡できなくなったことで、優羽側にも恋心が芽生え始める。なぜ、司が優羽と連絡を取らなくなったのかは明言はされていないが、母親への失望、そして女性をはけ口にしてしまったことを後ろめたく思っているのかもしれない。
そんな気持ちも半年という期間、そして白川の後押しもあって再び前に動き出す。白川と司、どちらも恋がうまくいかない者同士、協力して恋を実らせようということだろう。
2.半年ぶりのメール
白川の言う通り金曜日にPUZZLEに来てみると優羽も来ていることが確認できる。しかし、司は男性恐怖症の優羽に話しかける勇気が沸かない。何もかも告白したい一方、怖がられたくないという思いが堂々巡りになる。
司が自宅に帰るとメールには優羽がまた悪夢を見たという話が書かれていた。悪夢を見たら相談に乗るという約束をしていた司は半年ぶりにメールに返信をする。
司はなぜ、メールを返信しなくなったのか包み隠さず優羽に説明する。優羽は司に起きたことを悲しみつつも、メールをくれたことを喜び、司のことを支えてあげたいと思うのであった。
© Amutus Corporation:司が実家に帰省すると母親が酒を飲んでいた
白川の後押しがきっかけとなり、司は優羽とのメールのやり取りを再開する。司は自分のことも語り始めたので、二人の距離はまた少し縮まったと言える。優羽も司を支えたいという思いが出てきて、恋心がまた1つ大きくなった。
白川と司は協力関係になったことで、恋人かと噂され始める。それにイラつく大倉が完全に中学生にしか見えない。あれだけ女好きの女遊びが得意だったキャラなのに、このギャップはなんなのか。
『遠回り~それでも好きになっていいですか?~』9話の感想・考察
司と優羽の恋愛関係が少しつづだが進む一方で、白川大倉ペアのなんともこじれた関係が如何ともし難い。大倉は白川のことが好きなのに、それが自覚できずにイラツイているという最悪な状態である。
この作品は登場人物たちこそ社会人であり、男性陣にいたっては女遊び慣れしているはずだが、その恋愛内容は高校生、下手したら中学生レベルのものになっている。まさにウブな恋愛物語だ。
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