『俺だけレベルアップな件』93話、94話の見どころ・ネタバレ
1.水篠旬とリューの模擬戦
リューに模擬戦を挑まれた水篠旬は悪魔城で磨いた力を試してみたかったので、その挑戦を受ける。明確な開始合図もなく、いきなり襲いかかるリューに旬は反応して攻撃を避ける。
旬の身のこなしを見て、これが魔法系ハンターなわけがないと思ったリューは旬の実力を知るために更に攻撃を強めていく。戦いが加熱し、徐々に殺気が込められた攻撃が出てきたところで、お互いのS級ハンターが割って入り模擬戦は終了となる。
旬としてはDFNや日本のハンターたちの実力を見ることができ、しかも秘密裏に影の兵士を溶け込ませることができたので大きな収穫となるのであった。
© Kakao piccoma Corp.:開始早々、水篠旬に襲いかかるリュー
DFNでもトップクラスの実力を持つリューに水篠旬が渡り合えているということは、やはり悪魔城のおかげでS級の誰よりも強くなっている可能性が高い。旬はこれ以外に影の兵士やアイテム、スキルを持っているので、総合力では間違いなくリューよりも強いだろう。
殺気を持った攻撃をされると緊急クエストが発生する可能性がでるのが融通の効かないところだ。あれ以上、リューと戦っていたらリューを殺さなければ自分が死ぬという緊急クエストが始まるところであった。
2.架南島レイド不参加の水篠旬
架南島のアリ型モンスターは短期間で物凄い進化を遂げている。そして、アリたちは食料を求めて外の世界に進出するために、より強い世代のアリを生み出していた。
架南島レイドに向けて準備が進み、参加するハンターの名前も公開されたのだが、そこには水篠旬の名前はなかった。旬としては家族のことを最優先するために、危険なレイドに参加するつもりはないようだ。
しかし、水篠旬はハンターを辞めるつもりはないようなので、着々と諸菱賢太とギルド設立に向けて準備をする。ギルド設立には最低3人必要なので、もう一人誰かをスカウトする必要がある。
© Kakao piccoma Corp.:アリの卵から生まれようとする最新世代のアリ型モンスター
水篠旬の口ぶりからして、母親が溺睡症で倒れてからハンターになったようだ。自分はまかり間違っても、父親と同じように居なくなってはいけない、という思いが強いのだろう。
しかし、他のS級ハンターたちに影の兵士を忍ばせていたことから、何かあったときは加勢しようと思っていることがうかがえる。
『俺だけレベルアップな件』93話、94話の感想・考察。
水篠旬は家族を最優先して架南島レイド不参加、逆に不参加と思われていた美濃部剛が参加しているのが面白いところだ。何か彼なりに心境の変化があったのだろうか?
勝手に「水篠旬はハンターとしての目標を失い苦悩する」とか思っていたのだが、架南島レイドに参加しないだけで普通にハンターは続けている。あくまで危険なことはしないでA級ダンジョンあたりを安定的に攻略していこうというスタンスなのだろうか?