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アニメ『天国大魔境』最終回13話まで全話のネタバレ感想:マルとトキオ視点の時系列の差

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目次

アニメ『天国大魔境』最終回13話の感想・ネタバレ

※引用画像は『©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会』。

管理人

外の外に出た子供たちはテストが始まったと理解して、自分たちなりのゴールを設定しテストに挑もうとする。最後に彼らがちゃんと脱出できた描写がなされていたが、それ以外の子供たちがどうなったのかまでは描かれなかった。

引き返してみんなを呼ぼうとするも迷子になってしまうシロとミミヒメ
管理人

マルの圧倒的な身体能力でキルコを助けることができたのだが、ロビンがあの施設で何をしていたのか、そしてなぜキルコの顔を見て恐怖したのかという謎についてはわからないまま、2人は施設を後にしてしまう。

ロビンに対して冷たい目を向けるマル
管理人

トキオは赤ちゃんを守るために何かしらの能力が発露していた。見た感じでは相手を攻撃するというよりかは、自分自身を守るための能力に見えた。あれに巻き込まれた園長は無事ではすまなさそうだ。

赤ちゃんが奪われそうになり能力が発露するトキオ
管理人

マルとキルコたちが去った後、ロビンを含めた人間たちが綺麗サッパリ消えてしまっていた。人食いに食われた可能性も考えられるが、鍵のかかった部屋に飼っていた人食いと人間を繋ぎ合わせた存在もいた事から、ロビンはまだ生きていそうだ。

ロビンが鍵をかけていた部屋にいる謎の存在
管理人

最後の子供たちが船で逃げる描写で「協力者がいること」そして「街は無事であることからまだ大災害前」であることがこれで確定したと思われる。まだまだ謎の多い作品ではあるが、このアニメでは「2つの視点の時系列」の謎についてはしっかりと判明したとは思う。

船で施設を脱出した子供たち

アニメ『天国大魔境』12話の感想・ネタバレ

※引用画像は『©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会』。

管理人

未来が見える能力」というのは力の強弱はあれど、あの施設の子供たち全員に備わっている能力のようだ。ミーナはこの襲撃が来ることをわかっている風だったが、それを高原学園の人間に教えなかったのは子供たちを外に出したかったからという理由だろうか?

謎の攻撃で外に出ることが出来たシロとミミヒメ
管理人

ロビンは高原学園の跡地を使って設備を再利用することで大きな街を作り上げていた。今では「医者(迫田)」を追っている様子もないので、彼の目的はこの街を安定して大きくすることに切り替わっていそうだ。

ロビンに会いに行ったキルコを待つマル
管理人

高原学園への攻撃は最初は「大災害」が起こったのかと思ったが違ったようだ。前回、園長が「戦士たち」や「ビーム銃」をチラつかせていたので、その報復をされている可能性はある。

謎の攻撃によって襲撃される高原学園
管理人

ロビンがキルコと再会したときの怯えた表情の理由が気になるところだ。彼女が死んでいると思っていたから、恐怖したのか、それとも何か後ろめたいことがあるからあの表情をしたのか。

ついに探していたロビンを見つけたキルコ
管理人

ロビンの怯えた表情からの結果、キルコを襲うまでの心理的な変化がよくわからない。浅草時代から竹早桐子のことを狙っていたのか、もしくは男色や寝取られ趣味でもあったのだろうか。

ロビンに体は女であることを自覚させられるキルコ

アニメ『天国大魔境』11話の感想・ネタバレ

※引用画像は『©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会』。

管理人

施設の子供たちの量が一気に増える。今まで「人食い=施設の子供たちの成れの果て」だと予想していたものの「数が少ない」と思っていた。だが、これだけの人数がいるのなら、その仮説も正しそうだ。

子供たちが一気に増える高原学園の施設
管理人

園長が「戦士たちの仕上がり」と言っているので、もしかしたら高原学園は外の世界に戦いを挑もうとしているのかもしれない。ビーム銃なども揃えており、現体制へのテロ行為を示唆している。

車で茨城にある高原学園の施設を目指すキルコとマル
管理人

園長の目的は「壊れた世界に天国を作ること」であり、それを実現するためには寿命が足りないので、脳移植で体を乗り換えていくつもりのようだ。ここで脳移植というキーワードが出てきたので、キルコの手術した『医者』と、猿渡先生が同一人物の可能性がある。

トキオと痛覚を共有してしまうコナ
管理人

オーマが幻覚を相手に見せる能力であることから、不滅教団の地下にいた人食いがオーマの成れの果てだと思われる。不滅教団にいたのがミミヒメだと仮定するとオーマが近くにいたのは納得できる。

幻覚の能力でみんなに迷惑をかけないために独りで遊ぶオーマ
管理人

トキオが産んだ子供が双子ということで「マルが同じ顔のやつを探せ」という謎が解けた。最初はマルとトキオが似ているからだと思っていたが、そもそもマル自身が双子だった可能性が高い。

双子を産むトキオ
管理人

園長は外の世界に敵対心むき出しだが、猿渡・青島・ミーナはそういうつもりはなさそうで、裏で反旗を翻そうとしている。施設の子供たちが外に出れた理由は彼らのおかげなのだろうか?

『外の外に出るためのテスト』が行われることを予告するニーナ

アニメ『天国大魔境』10話の感想・ネタバレ

※引用画像は『©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会』。

管理人

目的地が茨城と奈良でかなり遠かったが、情報屋のジュウイチと目的が合致して車という移動手段を手に入れる。結果的に車をジュウイチから譲り受けることで、マルとキルコの移動能力は飛躍的に向上する。(と言っても、奈良に行くのは難しそうだ)

・誰も居なくなった『壁の町』を探索するキルコとマル
管理人

壁の町の住人は全滅と思いきや男たちとジューイチの息子は生き残っていたという、この作品ではなかなか無いハッピーな展開が起きる。しかし、ジューイチの『復讐相手』は壁の町の女たちではなく、密告してジューゴの母親を殺す原因を作った奴であった。

マルとキルコと別れた後、復讐相手を殺したジューイチ
管理人

おそらくジューゴの母親が施設出身の子供で、その能力がジューゴに受け継がれたと思われる。そして、壁の町にいた人食いは『ジューゴの母親』が死んだ後に人食いになった姿だと考えられる。

冷却の能力を受け継いでいたジューイチの息子・ジューゴ
管理人

マルとキルコ視点だとハッピーエンドで終わっている話だが、ジューイチ視点だと復讐を達成させた生臭い結末となった。息子を取り戻し、復讐を終えたシューイチはこのあとどのように生きていくのだろうか。

ジューゴの母親との記憶の品をずっと持っていたジューイチ

アニメ『天国大魔境』9話の感想・ネタバレ

※引用画像は『©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会』。

管理人

アスラとコナの過去回想で彼らが『超能力』を持っていることが明確になる。念動力や浮いたり、未来が見えたりとだいぶ応用範囲が広く見えた。その中でもアスラの能力は際立っており、その能力で自分が何者かわかってしまったのだろう。

・超能力で空を飛ぼうとするアスラ
管理人

トキオが妊娠したことで、やはりマルはトキオの子供説が濃厚になってきた。となると、コナが父親ということになるか。折れた歯が再生したマルは彼らの血を受け継いでいるからこそ、人間離れした再生能力を持っていたのだろうか?

天国と関係のあるマークの話を聞くかどうか迷う二人
管理人

ミミヒメだけにアスラの影が見えているのが、どういうことなのか?彼女には未来が見えていそうな感じがあるので、過去のアスラも見えていたという演出だろうか。

過去のアスラの影が見えているミミヒメ
管理人

情報屋の話で『大災害』の情報が少し出てくる。大地震→異常気象→飢えと伝染病で原因が救命されることなく、今の状態になったようだ。逆に言うと異常気象は今は改善されて、復興の光が少しだけ出ている時代ということか。

過去の大災害が何故起きたのか、3つの説を説明する情報屋
管理人

唯一の手がかりの『ビーム銃のマーク』を元に『高原学園』にたどり着く。マルの目的地ではないが『天国と言われている可能性』と『別に施設がある』という情報を手に入れたので、新しい目的地が出来た。この『施設』がトキオたちがいた学校である可能性がある。

管理人

トキオの妊娠が発覚』が緊急事態なのはわかるのだが、性別や性交渉の知識をそもそも与えていなかったのがよくわからない。高原学園の思想で性別に囚われたいようなモノがあったので、その思想の元、そこらへんの知識を与えていなかったのだろうか?

トキオが妊娠したという情報が園長から伝えられる

アニメ『天国大魔境』8話の見どころ・ネタバレ

※引用画像は『©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会』。

1.死ぬと人食いになる病気

不滅教団にデモしていたLiviumanは、ちょっとした小競り合いから代表の水橋が怪我をしてしまう。『地下の怪物は死んだ』と報告を受けたLiviumanの幹部たちは、水橋は死んだことにして、弔い合戦だと行って信者たちを焚き付けて不滅教団を攻撃させる。

一方、マルとキルコは宇佐美の案内で『死なせてやって欲しい』という人物に会わされる。その人物は『死ぬと人食いになる病気』を発症しており、人間のまま死なせてやりたいという思いから延命され続けていた。

その人物とはタブレットを通して会話ができ、死ぬ前に『空が見たい』とお願いされる。マルとキルコ、そして宇佐美は協力して全身医療機器だらけの人物を外に運び出すのであった。

アニメ『天国大魔境』8話:ミミヒメ
・『死ぬと人食いになる病気』になっている人物

やはり人食いは元人間であった。宿屋のトトリの心臓を掴める感覚があったのだろ。マルタッチは『人食いになる可能性の人間の心臓を潰せる』のかそれとも『人間なら誰でも心臓を潰せる』のかまではまだわからない。

Liviumanを操っていたのは代表の水橋ではなく、その下の幹部たちだったようだ。発電施設で電力を背景に街を再興するのが目的だったようだ。怪我をした水橋だが、扇動のためにその後、幹部たちに殺されてそうだ。

2.ロビンの情報が手に入る

Liviumanの攻撃によって不滅教団の施設が制圧されるなか、マルは約束通り病に冒された人物を死なせてあげることにする。心臓を潰しその人物を死なせてあげると、宇佐美は苦しむような延命などさせずに、死なせてあげるべきだったかと後悔の言葉を発する。しかし、タブレットには『人として死なせてくれてありがとう』と感謝と好意の言葉が書かれていた。

不滅教団にいた患者たちはLiviumanから追われるように施設を脱出する。宇佐美は患者たちに次の行き先を教えた上で、自分はマルによって死なせてもらった人物を埋葬してから後を追うと伝える。

キルコは不滅教団の患者たちから『ロビン』の情報を得ることに成功する。2年前に宇佐美の技術を学ぶために、不滅教団に居たようだ。キルコはあとで詳しい情報を宇佐美に聞こうとするのだが、埋葬すると言っていた宇佐美は後を追うように拳銃で自殺してしまうのであった。

アニメ『天国大魔境』8話:マル
・マルの能力で人食いになる病気にかかっている人物の心臓を潰す

怪物になる病気にかかっていた人物は目の感じや最後の演出から十中八九『ミミヒメ』だろう。そばにいた宇佐美は『シロ』ということになる。この時点で『マル視点』と『トキオ視点』の時間の差は十数年単位だと予想できる。

マルとトキオ視点の時系列の差が十数年違うとするならば、二人の顔が似ているのは兄弟とかクローンとかではなく『親子』である可能性が高い。今回の話でだいぶこの作品のカラクリが見えてきた。

アニメ『天国大魔境』8話の感想・考察。

トキオがいた施設の子供たちは何かしら特殊な能力を持っている感じだったが、ミミヒメはもしかしたら未来視が出来たのかも知れない。だからこその、最後の演出のような気がした。

『医者』の情報は手に入らなかったが『ロビン』の情報は手に入る。医者としての技術を学んでいるらしいがそれは竹早姉弟の手術に何か関係しているのだろうか?

竹早桐子の脳みそどこいった問題が解決してないのでロビンが脳を持ってるとかいうサイコパス展開はあるか?

アニメ『天国大魔境』7話の見どころ・ネタバレ

※引用画像は『©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会』。

1.不滅教団の敵対組織との接触

不滅教団が居るとされる大体の場所に来たマルとキルコだが、あまりにもその土地は静かでそれ以上場所を絞り込む手段がない。しょうがないので『人食い倒せます』という看板を掲げて、人が接触して来てくれるのを待つ。

不滅教団側もマルとキルコの存在を認識して接触してこようとするが、それよりも先に『Liviuman』という組織が先に二人に接触する。Liviumanの代表・水橋は不滅教団のやり方に反対しており、デモなどをして彼らの活動を止めようとしている。

不滅教団は人間の体の一部を機械に変えたり、人体実験をしていると言う水橋は彼らを止めたいが、彼らの地下施設には『人食い』が飼われており手出しが出来ない。なので、マルとキルコは不滅教団の地下にいる『人食い』を倒して欲しいと依頼される。

アニメ『天国大魔境』7話:水橋
・不滅教団のやり方をよく思っていないLiviuman代表・水橋

Liviuman代表の水橋は勝手に手術をされて足を機械にされたと言っているが、実際は足が壊死していてすぐに治療をしないといけなかったパターンではなかろうか?間違いなく医療技術のある不滅教団ではあるが、話を聞く限り、キルコが探している『医者』ではない。少しでも関係性のある人間が見つかればよいが。

どんな良いことをしても悪いこともしていても、そこに賛成派や反対派が必ず現れて信者たちが取り巻くというのは『災害後』ではなくても行われていることだろう。実際の世界でも『100%賛成もしくは反対』など聞いたことがない。

2.大量にいる仮死状態の人食い

不滅教団のトップと言われる宇佐美はキルコの探している『医者』ではなかった。その上で、キルコは今回の依頼を受けて人食いを殺すことにする。『Liviuman』はアンチ機械の思想があり、体の一部を機械にする不滅教団に対してデモ活動をする。マルとキルコはそのデモ活動で注目を集める裏で、不滅教団の施設に潜入する。

施設の地下に行くと、そこは駐車場で電気も通っている。静まり返っていて人も人食いもいる気配がない。マルは『水の時みたいに騙されたのでは?』と不安がるが、そこに仮死状態の人食いを見つける。仮死状態の人食いは1匹だけではなく複数おり、それを1つ1つマルが殺していく。

人食いの母体と思われる巨大な人食いを見つける。仮死状態のその人食いを見つめていたキルコはその人食いに幻覚を見せられて、ビーム銃を発砲してしまう。マルがなんとかキルコを正気に戻して事なきを得る。キルコを休めせて、マルは残りの人食いを全て始末する。すると、そこに不滅教団のトップ・宇佐美が現れて『救って欲しい人間がいる』と言うのであった。

アニメ『天国大魔境』7話:キルコ
・人食いに襲われる幻覚を見せられるキルコ

不滅教団は医療技術があるためか当然のように強力な発電施設を保持している。災害前からここの施設に詳しかったり、技術者だった人が多いのかもしれない。

キルコに幻覚を見せた人食いは超能力があったということだろうか?人食いの生態は不明で、透明になったり出来たりと、能力は多岐に渡るようだ。

宇佐美が『人を殺して(救って)欲しい』とお願いしているあたり、水橋が言っていた機械だらけで延命させられているという人間は、逆に死にたくても死ねない存在になっているのかもしれない。

アニメ『天国大魔境』6話の見どころ・ネタバレ

※引用画像は『©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会』。

1.マルタッチが通じない相手

マルキルコは地図と地元の住人トトリの案内で『100%安全な水』があるところへ向かう。しかし、そこの水場には酷い怪我を負った人が倒れていた。その人の仲間たちはすでに殺されており、マルとキルコを見つけた怪物は二人を追いかけてくる。

キルコは怪物を罠にはめて気絶させる。気絶した怪物をマルの特殊能力でトドメを刺そうとするがそれができない。怪物だと思われた相手は実は毛が抜け落ちたただの熊であった。二人は何とか高台に逃げて熊から距離を取ることに成功する。

高台に登ったのはいいものの、下では熊が待ち構えており身動きが取れない。マルとキルコはお互いを信頼した作戦を採用し、最後はキルコのビーム銃を近距離で熊の頭に当てて何とか撃退するのであった。

アニメ『天国大魔境』6話:トトリ
・100%安全な水がある場所を教えてくれる地元のホテル屋のトトリ

ここで通称『マルタッチ』は人食いにしか効かないという描写が出てくる(少なくとも熊には効かない)。だからこそ、このあと出てくるトトリにマルタッチが機能することの不可解さが浮き彫りになる。

脳みそは男性のキルコに対して、マルは今どんな感情を持っているのか知れるシーンがやってくる。本人としては恋愛することは諦めているらしいが、それでもキルコを女性として見てしまうのはやめられないらしい。

2.人間の心臓を掴むことができるマルタッチ

熊に襲撃された人たちの様子からキルコはハメられたと予想する。地図に書かれていた『100%安全な水』というのは嘘で、そこにおびき寄せた人たちを自警団が襲って盗賊行為をしていたようだ。しかし、自警団は熊に襲われてしまい全滅していたということだ。

地元のホテルに泊った二人だが、マルはホテルの経営者であるトトリにセックスを誘われる。拒絶するマルだったが、トトリの胸を触った瞬間に『人食いの心臓を掴む感触』と似たものを感じて突き飛ばしてしまう。トトリに話を聞くと、彼女はただの孤児であり、人食いでも何でもないと言う。

熊によって殺されてしまった自警団のボスは裏では盗賊行為をしていたものの、地元の住人たちからは信頼されており、その一人であるトトリもボスの死に涙を流す。立場が違えば自分もそのボスを信頼していたかもしれないというマルはキルコと一緒に別の土地へと移動するのであった。

アニメ『天国大魔境』6話:キルコ
・至近距離から熊の頭をビーム銃で狙うキルコ

マルの『マルタッチ』がトトリに機能した理由として考えられるのは『1.人間にも通用する』『2.トトリは人食いとしての一面がある』の2つだ。トキオ視点ではすでに人食いの赤ちゃんが育てられている描写があったことから、トトリはあの施設出身の子供の可能性が考えられる。

そう考えると孤児の中には人食いの赤ちゃんから成長して、人間として育てられた存在がいるのかもしれない。それならミクラがタラオと似たような病気にかかっていた説明はつく。

3.トキオの性別

トキオは学校で身体検査をしてもらい何も異常がないことがわかる。一応、疲れがあるので病室で休んでいくのだが、その中でトキオは亡くなったはずのアスラの幽霊を見る。

新生児室についていた足跡を調査していた科学者はトキオの靴の足跡と新生児室にあった足跡が一緒であることを突き止める。しかし、なぜ監視カメラや警報が鳴らなかったのか科学者は疑問に思う。

トキオは夜な夜な部屋を出てコナの部屋に話をするために移動する。だが、その映像は監視カメラには捉えられておらず、何も起こってないように処理される。トキオとコナはお互い体を触りあって愛情を表現するが、その中でトキオの体は女性だと判明するのであった。

アニメ『天国大魔境』6話:マル
・キルコが落としたビーム銃の電源を拾うマル

自殺したアスラの顔は今まで伏せられていたが、今回ちゃんと描写される。見た目としては人間というよりかは、エルフのような耳とエイリアンのような顔をしている。学校内にいる子どもたちと比べてかなり違う顔立ちだ。

しかも、今回のどんでん返しとして『トキオが実は女性だった』と判明する。トキオという男性のような名前や見た目が男性のマルと似ていることから勝手に男性だと思っていたが、違ったようだ。トキオが女性だったというのは、どうやって物語に今後影響を与えていくのかは楽しみである。

アニメ『天国大魔境』5話の見どころ・ネタバレ

※引用画像は『©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会』。

1.マルの過去

マルの過去が語られる。物心付いた頃には両親はおらず、どこかの養護施設で育ったようだ。しかし、その施設が解散となってからは、身寄りがない子供たちだけで生活し3年が過ぎる。

3年経ったある日、リーダーが縄張り争いのいざこざで殺されてしまう。リーダーを殺した自警団に組み込まれたマルたちは、そこで生活する。そこでマルはミクラに引き取られて行動を共にする。

マルはそこで人食いを殺せる技術をミクラから学ぶ。しかし、ミクラは人食いを殺すことは出来ないらしく、それができるマルは特別であり、だからこそ『マルは天国に行くべきだ』と言われたらしい。

マルの話を聞く限り、やはりミクラという人物はかなりのキーマンのようだ。人食いの殺し方を伝授してくれたというもの気になる。いつ、どこでそんな知識をミクラは手に入れたのだろうか?あと、施設の子供たちがかかる特有の病気にかかっていることから、ミクラ自身も元々は施設の子供だった可能性がある。

マルの出生についてはいまだにわからない。だが、マルという人間は今の『天国を目指す』ことを含めて、自我がそんなになく誰かの後ろをついていったり、誰かに言われたとおりに動いているようだ。

2.タラオが亡くなる

謎の病にかかっていたタラオが、みんなの励ましも通じず亡くなってしまう。この施設で子供が亡くなるのは二人目で、一人目はアスラという子供が自殺をしていた。

どうやらこの施設の子供たちは『あらゆる免疫を備えて作られた』存在らしく、その個体特有の病気がタラオに発症したのなら、他の子供たちも同じ病気になる可能性があると技術者が発言する。

この施設には『お迎えの日』というタイムリミットがあるようで、それまでにこの謎の病気の解明と治療方法を見つけるよう、園長が語気を強めて命令するのであった。

少しずつではあるがここの施設の子供たちについて情報が出てくる。おそらくここの子供たちは、人食いのような赤ちゃんが成長した姿であること、そしてそれは『あらゆる免疫を備えて作られた』存在であるということだ。

しかし、なぜ今の世界を復興するという最優先事項を差し置いてこんな実験がされているのかが不明だ。この実験こそが世界を救う取っ掛かりになる思想でもあるのだろうか?

3.『医者』がいるとされる不滅教団

キルコは今まで集めた資材を売ることで、立ち寄った街の周辺の地図を手に入れる。次に行く場所を吟味していた2人の前に、キルコに護衛して欲しいという客がやってくる。

その客が行きたいのは『不滅教団』と呼ばれる人たちがいる場所で、そこまで自分自身と荷物を護衛して欲しいと言う。不滅教団には、人食いの一部を人間に移植することで強くて死なない体にしてくれる『医者』という人物がいるらしい。

しかし、客が手に入れた『人食いの一部』はすでに腐っており使い物にならない状態だった。キルコは客人を慰めつつも、マルと一緒にその『医者』がいるとされる不滅教団本拠地に向かうのであった。

不滅教団の話を聞いていると、子供たちがいる施設のことを指しているのではないかと思ってしまう。大災害以降に現れたであろう人食いを使って、人間を更なる高みへ進化させようとしているのか?

キルコやマル、そして作中出てきた新聞の内容を聞く限り『大災害』と呼ばれている現象自体は有名だが、実際に何が原因でこうなったのかはみんな知らないようだ。今の世界を見る限り普通に復興すればいいと思うのだが、人食い以外に何かネックになっていることがあるのか?

アニメ『天国大魔境』4話の見どころ・ネタバレ

※ここで使われている画像は『©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会』です。

1.船に取り付いた人食い

船に取り付いた人食いにキルコがビーム銃で攻撃するが全く通じない。残弾がなくなり、人食いを倒す方法がマルの直接攻撃しかなくなる。キルコは人食いを倒す方法を思いついき、船の中にわざと人食いを引き込もうとする。

キルコとマルは人食いを誘導し、船内に引き込む。さらに船の奥へと進んでいき、立ち入り禁止ゾーンにまで人食いを連れてくる。

すると、立ち入り禁止ゾーンには大量の乾燥大麻が隠されており、それに触れた魚型の人食いは水気を吸われて一気に干からびてしまう。結果的に、ビーム銃もマルの特殊能力も使うことなく人食いを倒すことに成功するのであった。

今回の人食い退治はキルコの機転の良さによって解決された。この魚型の人食いは学校にいる『コナが描いた絵』の作品に似ている。これは偶然なのか、それとも何か関連性があるのだろうか?

トマト天国でも大麻を扱っていたが、この船でも乾燥大麻を密輸していたようだ。世の中が世の中だけに、大麻に頼るという人間が多いのかもしれない。

2.本当の赤ちゃんを見に行く

ククとトキオは『本当の赤ちゃん』を見に行くために、学校の高い壁にある空気口に潜入する。ククは異様な身体能力で壁を駆け上がるが、トキオは学校にある機械を上手く使って高所にある空気口に到達する。

学校内にはたくさんの監視カメラが用意されていて常に大人たちから監視されているが、なぜかククとトキオの行動はカメラに映らない。目的地まで到達すると、そこにはククの言う『本当の赤ちゃん』が育てられていた。だが、見た目は人間とは程遠く、むしろ人食いの赤ちゃんを思わせる存在がそこには居た。

ここで警報が鳴ってしまうのだが、ここでもククとトキオの姿は監視カメラには映らず、警報が鳴ったのもトキオたちが居た部屋ではなく園長先生の部屋であった。ククとトキオは大人たちが来る前に何とか道を引き返えし、バレずに学校内に戻る。

どうやら学校内をハッキングしてトキオを助けている存在がいることが察せられる。支援者の目的はわからないが、トキオに外への興味を沸かせていることから、彼を外に出したいのだろうか?

赤ちゃんに至っては人間ではなく、むしろ人食いに似ていたわけだが、ここにいる子供たちはあの赤ちゃんが成長した姿と考えていいのだろうか?人食いがなんだか不明な以上、それを研究している機関があってもおかしくはない。

3.学校のみんなが変になっていく

『ナナキとイワのキス』『シロがミミヒメに向ける好意』そして『タラオがキスしようとしてきたこと』などが、トキオにとってはショックで、みんなが変になっていっていると感じてしまう。

トキオの相談に乗ったコナは『誰かを好きになる感情は普通』だとトキオを諭し、冷静さを取り戻させる。すると、トキオはコナに対して好きな感情があることを伝える。

コナに好意を伝えたトキオは舞い上がるのだが、そんなトキオに『タラオの容体が悪化』したので会いに行って欲しいと言われる。タラオに会いに行ったトキオは、体中アザだらけになったタラオから『ここは危険だから逃げて』と伝えられるのであった。

コナはみんなより感情が進んでおり、みんなが好きという感情を持つのは普通だという。もしかしたら、コナはトキオの知らない情報を何か知っている立場なのかもしれない。

マルとキルコに託したミクラのアザと、学校内にいるタラオのアザが同じことから同じ病気にかかっていると予想できる。しかし、学校内の子供はあの赤ちゃんから成長した姿だとすると、外の人間と同じ病気にかかるというのはいささか違和感がある。このアザはどういう病気なのだろうか?

アニメ『天国大魔境』3話の見どころ・ネタバレ

1.5年前の浅草の回想

話はキルコの回想で5年前に飛ぶ。場所は浅草、時代は2034年で大天災から10年が経過していた。浅草にはたくさんの人がおり、特に娯楽として電動カートレースが楽しまれていた。

キルコの姉、竹早桐子は電動カートレースのレーサーとして参加しておりお金を稼いでいる。弟の春希は兄貴分のロビンと共に街の治安を守るという役割をこなしつつ、孤児院を住まいとしていた。

浅草には『医者』と呼ばれる人物がおり、怪我人を治してくれるのだが、一方、裏では『人食いの調査や人体実験をしているのでは?』という噂の広まる人物でもあった。ロビンはそんな医者を探っている最中だという。

今までこの作品の年代がよくわかっていなかったが、5年前に2034年なので現代は2039年だとわかった。そして、大天災が起こったのが2024年となる。この作品は2018年から連載されているので、少し未来を描いている。だから、たびたび現代の技術を超えているような機械が出てきている。

どうやら日本中が過疎地になっているわけではなく、浅草のように人が集まる街もあるようだ。ロビンは気のいい兄貴分という感じだが、医者に関しては確かに謎多き人物だ。本名を名乗らない当たり、何か有名な人物なのかもしれない。

2.レース場に現れる人食い

春希は姉のレースを見るために高台に登るのだが、そこで透明になった人食いがレースゴール地点にいることを発見する。みんなに教えようとするがレースの盛り上がりで声はかき消される。

ロビンの役に立ちたいと思った春希は一人で、人食いに立ち向かう。しかし、自作の武器は人食いに一切効かない。春希は武器をナイフに切り替えて、人食いに突き刺す。ダメージを与えられたが、人食いに捕まり、体が人食いに飲み込まれていってしまう。

姉の桐子はレース終盤に人食いを見つけて、レースを中止させる。よく見ると弟が人食いに食われている所が見えて、姉はカートごと人食いに突っ込み弟を解放させる。しかし、春希は体の半分がすでに食われており、とても助からない状態であった。

人食いは作中、かなりの頻度で現れているので数は相当多いと予想できる。大人たちが人食いが出たら退治にしにいっていたが、あれは倒せているのだろうか?マルが人食いを倒せるのは特別みたいな演出がされているので、追い返しているだけ説もある。

春希はロビンへの憧れが強い子供でそれゆえに役に立とうと人食いに一人で立ち向かってしまう。結果的に、それは自分の死、ひいては姉の死を招くことになってしまう。

3.姉の体として蘇生する

春希が目を覚ますとそこは病院であった。しかし、自分の体を見ると姉の体になっており、春希は混乱する。医者は『弟を失った姉が錯乱して自分を弟だと思っている』と判断するが、春希はそうじゃないことを確信する。

4ヶ月して退院すると自分がいた環境がガラリと変わっていた。自分を手術した『医者』は行方不明となり、兄貴分だったロビンも行方知れず、そして自分が居た孤児院は稼ぎ頭の姉とリーダーのロビンを失ったことで無くなっていた。

失意に暮れる春希だったが、なぜ医者はこんな手術をしたのか、そして行方不明のロビンを探すという目標を見つける。名前を『キルコ』と変えた春希は医者をロビンを探しつつ、ボディーガードをするという生活を始めるのであった。

医者がどういう手術をしたのかわからないが、脳移植によって春希の脳が姉・桐子の体に入った。とんでもない技術だし、そんなことが可能なのかわからないが医者はそれをやってのけた。そうなると『桐子の脳』がどうなっているのかが気になるところだ。

つまり、マルとキルコは男女コンビではなく、両方とも男だったという話である。あまりにも気が合いすぎてマルが恋心を抱いてしまった当たりが罪作りなところだ。

アニメ『天国大魔境』2話の見どころ・ネタバレ

1.人食い(ヒルコ)との戦い

キルコが目を覚ますと外に『人食い(ヒルコ)』が居ることを目撃する。キルコはマルを起こして、人食いを倒すために外に出る。外に出ると、女将も銃を構えて応戦しようとしていたが、それを制止して2人は人食いに戦いを挑む。

マルは人食いに触れることが出来れば、人食いを殺すことができるのだが、人食いはムチのような攻撃をしてきて容易には近づけない。2人は力を合わせて人食いの羽やムチを破壊していくが、その途中で温泉宿の女将が割って入る。

女将は人食いに息子の意識が宿っていると思っているらしく、実際に大人しくなる。人を襲わないのなら問題ないと引き下がろうとした瞬間、女将は人食いに切り刻まれて食われてしまう。悲しむキルコとマルだったが、ムチの軌道の癖を掴んだマルは人食いに近づき、心臓を握りつぶすことで倒すことに成功するのであった。

どうやら女将の息子が人食いに食われた以降、女将目線では女将を守っててくれたらしい。しかし、その願望とは裏腹に無惨にも切り刻まれてしまう。偶然、女将を襲わなかっただけか、何か利用価値があったのかは知らないが、人食いのその時の気分で殺されてしまったようだ。

マルは何か特殊能力があるらしく、人食いの心臓を探し当てて握りつぶせるようだ。マル自身は記憶がないので、なぜこのような能力があるのかもよくわからない。謎多きことが多いが、マルと同じ顔をしているトキオも同じ能力を持っているかもしれない。

2.学校の外への興味

学校の中の子どもたちは相変わらず平和な日常を送っていた。トキオはミミヒメが好きだと明言していたが、機械いじりが好きなシロもどうやらミミヒメに好意を抱いているようだ。

体にアザが出来ている足が不自由な子供もおり、大災害後に発生した特別な病気だと連想させる。マルをキルコに任せたミクラという人物も体中がアザだらけだったことから、今のところ不治の病なのかもしれない。

学校の中には先生たちだけが出入りできる扉があり、外への興味を抱いているトキオはその扉にも興味を示す。扉の前には監視カメラが設置されていることから、子供たちが外に出ないようにしっかり管理されているようだ。

ミミヒメがシロにシャワーシーンの写真を送ってきた理由がよくわからないのだが、何か意図があるのだろうか?単純なからかいが目的か、不思議ちゃん特有の気分で送っただけなのか。

タカがありえない高さから落ちたのにも関わらず無傷だったのは単純に身体能力が高かっただけなのか、それともこの子どもたちは何か特別性なのか判断に困るシーンだ。

あと、トキオもマルも特定の人に好意を抱いていることがわかる回でもあった。トキオに関しては感情を排除した「好き」だったので、どのぐらいの好意なのか少し読めない。

3.トマト天国とレーザー銃の印

キルコとマルは東京からイカダを使って『トマト天国』があると思われる場所に上陸する。マルは天国の場所はわからないが天国で『自分と同じ顔の人間に薬を注射する』という目的があることをキルコに説明する。

トマト天国の住人たちに受け入れられた2人は園長にお目通りする。ここの住人たちは『自然の中で実ったものだけをいただく』というスタイルで生きているという。しかし、ここにはマルと同じ顔の人間はおらず、目指している『天国』ではないと2人は察する。

2人はトマト天国でレーザー銃に刻まれたマークと同じものを見つける。手がかりは見つからなかったものの、2人は天国を探すよりも、まずマルの素性を洗った方が良いと方針を切り替えるのであった。

マルの目的は『トキオに薬を注射する』ことになるのだろうが、何の薬なのかよくわからない。作中では体中がアザになる病気が描かれているので、あの薬をそれを倒すためのものだろうか?だが、それならミクラに使えばよかったので、何が違うものなのだろう。

マルはキルコに告白をするのだが、逆にキルコも肉体は女性だが頭は男性だと言う。ニュアンス的に『性同一性障害』を言っているようには聞こえなかったので、本当に脳みそが男性の可能性もある。となると、トマト天国でキルコに話しかけてきた男性が言っていた『キルコの弟の脳みそ』が入っているとも考えられる。

アニメ『天国大魔境』1話の見どころ・ネタバレ

1.学校で遊び、学ぶ子どもたち

このアニメは原作が漫画で、作者は『石黒正数』さんです。『月刊アフタヌーン』にて連載中である。ジャンルはSFであり、大災害のあとの世界を描いている。

学校の中では子供が少ないながらも教育が施されており、だいぶ進んだ施設が用意されている。学生の一人『トキオ』がテストを受けていると端末がハッキングされて『外の外に行きたいですか?』というメッセージが表示される。

ミミヒメは自分独自の勘から、学校の外にはまた違う世界が広がっているとトキオに話す。その話を聞いたトキオは一人考えに耽るのだが、その疑問を園長先生にぶつける。すると、園長先生は学校の外にも世界は広がっていると教えてくれるのであった。

最初、子どもたちが比較的良い環境に囲われて勉強させられているという風景を見て『約束のネバーランド』を思い出した。明確に違うところは『内側の子どもたち』の視点と『外側で旅する人たち』の視点という2つがあることだ。

なぜ、トキオとマルの見た目が似ているかが気になるところだ。もともと、あの学校の生徒だったが何かの拍子で外に出てしまったのか?そうすると2人は兄弟だったりするのだろうか。

2.『天国』を目指すマルとキルコ

舞台は変わって外の世界が描かれる。外を探索するのはマルとキルコのコンビで、2人は『天国』と呼ばれる場所に行こうとしている。マルが天国を目指しており、キルコはそのボディーガードとなる。

外の世界は『大災害』の後、荒廃しており人も極端に少なく、食料もない。2人は『天国』の手がかりを見つけるために人が集まりそうな場所へ移動するが、その途中で野盗に襲われる。

しかし、キルコの機転とレーザー銃、そしてマルの格闘能力の高さによって返り討ちにする。2人は野盗たちを制圧し、レーザー銃の弾補充と次の目的地『トマト好きにとっての天国な場所』の情報を得るのであった。

キルコがレーザー銃を持っていることから現代よりかは少し技術が進歩した世界だと思われる。『大災害』で何が起きたかは言及されていないが、それによって食料が不足して餓死が頻発したようだ。

2人の目的地は『天国』と呼ばれる場所である意味明確なのだが、重要な場所がわからないというのがこの旅の困難さを引き上げている。今のところ『天国』はあの子どもたちが教育されている機関だと予想できるが、そこに行って何をするかがまだわからない。

3.外は怪物がいる汚れた世界

マルとキルコが寝れる場所を探して移動していると、偶然、営業中の温泉宿を見つける。キルコはマルのボディーガードをしつつも、この旅で『稲崎露敏(いなざき ろびん)』と『医者(先生)』と呼ばれる人物を探しているようだ。

温泉宿の中で銃を見つけた2人は、この付近に『人食い(ヒルコ)』が出現することを女将に聞く。どうやらマルとキルコはこの人食いを倒せる手段を持っているようで、言ってくれれば退治してもいいと提案する。

夕食を食べた2人は異常なまでに眠くなりすぐに寝てしまう。すると、女将は夜中に銃を取り出して、武装し始める。すると、外には鳥型の化け物が舞い降りるのであった。

園長先生も言っていたように、外の世界には人間を食べるような化け物が存在しているようだ。しかし、温泉宿の女将がその化け物に加担しているかのような動きを見せていることから、その化け物は元人間という可能性が出てきた。

マルとキルコはその人食いを倒すことが出来るらしいが、それが純粋なる武力で出来るのか、何か特殊能力で消し去る事ができるのかはまだわからない。

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