『ゴッドオブブラックフィールド』91話の見どころ・ネタバレ
1.暴力事件が発生する運動部
白井美紅からの連絡を受けて、西恭弥がグランドに出てみると、メガネこと門倉が鼻血を出して倒れていた。
どうやら、犯人はいじめっ子だった馬場の犯行らしく、いじめていた過去の相手に負けたことでイラつき、試合後に手を出してしまったとのこと。
このことが、恭弥の逆鱗に触れて、馬場含め、いじめっ子だった全員を運動部からの退部を命じる。直接関係のない鬼塚や姫野が異議を唱えるが、恭弥に全く聞き入れてもらえず、ふたりは黙って退部命令を受け入れるしかなかった。
恭弥の怒りがよく表現されている良いシーンであった。別に、恭弥からしたら、いじめっ子たちの面倒を見る義理はないし、根性があると買っている姫野にしてもそれは同様であろう。
あくまで運動部を作ったのは、いじめられていた子たちが身を守れるようにするのが目的である。
2.門倉からのお願い
恭弥の一存により、いじめっ子たちが全員退部にさせられたのだが、門倉と白井がそれを撤回して欲しいとお願いにやってくる。
やっと、いじめっ子たちの先輩と門倉たちが仲良くなりかけており、それを1度の間違えでゼロにしてしまうのは嫌だということらしい。
すべての決定権は暴力を振るわれ、そしていじめられていた門倉にあるとして、恭弥は門倉に「意志」を再度聞く。
結果、門倉の判断で全員退部という宣言は取り下げられるのであった。
自分たちの体を鍛えることでいじめから身を守るという風にできた運動部だったが、いじめっ子とのコミュニケーションを取ることで、いじめから身を守るというふたつめのルートが出来上がったような気がする。
3.京極社長からお礼をされる西恭弥
京極社長に会うために、仁道病院へ向かう恭弥。
そこで、京極社長が運営する警備会社に、フランス大使館や外務省から仕事の依頼が来ており、それは恭弥のおかげだとしてお礼をしたいと言われる。
ここで、京極社長の会社の持ち分を15%、恭弥に譲渡する、という話になるのだが、ただでさえかなりお金を持っている恭弥に対して、更にお金が集まってくる形となる。
傭兵でお金があり、しかも会社も保有していて、さらに今回のお礼となると相当な資金力を手に入れたことになりそうだ。
『ゴッドオブブラックフィールド』91話の感想・考察
今回は、恭弥の怒りが垣間見えるシーンがあって良い回であった。逆に、いじめられっ子たちには優しい態度を取る恭弥の正義感というか、スタンスが見れた気がする。
シャフランとの戦いを終えて、平和な日常が手に入ったはずだが、運動部での活動、京極社長やラノックとの付き合い、そして会社の運営と西恭弥はかなり忙しそうである。
大学生の広瀬が率いる半グレグループに喧嘩を売るのが先かと思ったが、どうやら「ドラマでの主演俳優」についての問題解決の方が先になりそうだ。
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