『4年生』20話、21話の見どころ・ネタバレ
1.ウビンの異常な行動は母親にもしていた
ウビンの精神科医への予約はすでにしており、あとは時間通りにいくだけなのだが、ウビンの母親はウビンに「ミリン先生に会える」と約束をしたらしい。
キム先生が「なぜ、そんな約束をしたのか?」と理由を聞くと、母親は「ウビンには逆らえない」という衝撃の答えが帰ってくる。
どうやら、ウビンの異常な行いはミリンだけにされていたわけではなく、その前に母親にもその異常な行動は及んでいいたようだ。
ウビンは家でも父親には異常な行動は取らず、普通に生活しており、学校でもキム先生の前では普通の子を装っていた。もしかしたら、男の大人にはそういうところを意識的に見せないようにしているのかもしれない。
2.そして、1話目に繋がる
キム先生は友人の精神科医を連れて、ミリンの家に行く。キム先生は前もって、マスコミに嘘の情報を流しておき、ミリンの家の前に集まっていたマスコミたちを遠ざけることに成功する。
1話目で、ミリンが何者かに取り調べのように事情を聞かれていたのは、キム先生の友人の精神科医だったようだ。
そして、母親と一緒にきたウビンが、精神科医の診療を受けるのであった。
1話目から続いていた、伏線が回収された形となった。ずっと、ミリンの話を聞いていた相手は精神科医で、ウビンの診察を行なうための情報収集をしていたということだろう。
ウビンは、もう精神科医や母親の言うことは聞かなくなりつつあり、ミリンの言うことしか耳に入っていない様子である。
©Kakao piccoma Corp.:ミリンにだけは耳を傾けるウビン
『4年生』20話、21話の感想・考察
ウビンの母親の話で、ウビンの異常性がミリンだけに行われたことではないとわかってくる。どうやら、家庭内であった異常な行動が、外に出始めた結果、その矛先がミリンになったようだ。
その異常性から、そのうち、人に危害を加えそうな怖さがある。
とうとう、21話目にして、1話目の時系列に追いつくこととなる。謎であった話し相手も、キム先生の友人の精神科医であったとわかる。自分は、すでにウビンが重大な事件を起こしていて「警察から事情聴取を受けている」のだと予想していたが違ったようだ。