『ゴッドオブブラックフィールド』149話、150話の見どころ・ネタバレ
引用画像は『©Kakao piccoma Corp.』
1.手練れの襲撃犯を全滅させる
神代は部下が全滅させられたことで死刑覚悟で仇を取ろうとする。実力はある神代だが頭に血がのぼり隙が多い状況なので、ダエルはすぐに加勢しようと考える。一方、室内で戦っていた西恭也も相手を全滅させて、外に居たダエルと神代に加勢する。
なんとか襲撃犯たちを全滅させた恭也たちだが、神代の部下が全員殺されるという悲惨な結果になった。『こうなることがわかっていたのか?』と聞く神代に恭也は『そうだ』と答える。加勢すると言ってやってきた神代たちを止めることが出来なかったことを恭也は謝罪する。
恭也たちは黒川に連絡して、後処理を頼む。恭也は黒川に話があるとして、ダエルとともに3人だけで会話をする。今回の襲撃犯は特殊訓練を受けた奴らばかりの手練れであり、こんな情報は共有されていなかった。これは黒川側が知らなかっただけなのか、それとも隠していたのか恭也は問い詰めるのであった。
・室内にいる襲撃犯をすべて倒し、返り血を浴びる西恭也
恭也は神代たちが加勢することは否定的だったのは、この結果が見えていたからだろう。それにしても、相手の実力は予想以上だったらしく、神代の部下たちは為す術がなくやられてしまう。しかも、結局相手を全滅させてしまったので情報も得ることができなかった。
恭也と黒川の相性はさほどよくなく、連携が取れているとは言い難い。今回の件も情報共有されていなかったのでは?と恭也は黒川に聞くことになる。国や政府を守りたい黒川と家族を守りたい恭也で少しずつズレが生じていると思わされる。
2.裏で操っている人物の名前
恭也から指摘された黒川は覚悟を決めて今まで言ってこなかった情報を共有することにする。襲撃犯たちは元々北朝鮮の特殊部隊であり、中国で再度訓練を受けた後に第三国から日本へやってきたようだ。
あと、確証は無いもののバックに居るのは『清水グループ会長の周防裕三』と『防衛大臣政務官の佐古田匠』だと教えてくれる。西恭也は彼らがなぜ、ユニコーン計画を邪魔して襲撃をかけてくるのか理解できないため、怒りに打ち震える。
一方、周防裕三は目障りな西恭也に最大限の憂さ晴らしをするために、父親を殺せと再度、角田に命令するのであった。
・部下に恭也の父親暗殺を命ずる周防裕三
黒川としては確定してる情報だけ恭也に教えたかったのだろうが、そういう状況でなくなった以上、不確定なことでも教えていく必要がある。相手が元々特殊部隊なのなら、ヤクザたちが全く歯が立たなかったのはしょうがないだろう。(むしろ、神代はよく生き残った)
周防裕三は日本を豊かにしてきたのは自分だという自負があり、外国と組んで日本に貢献しようとする西恭也が目障りなのかもしれない。彼ら自信も第三国の力を使っているが、どこか純血主義的な考え方の勢力だと感じられる。
『ゴッドオブブラックフィールド』149話、150話の感想・考察
襲撃犯を倒しに行ったのは敵対組織の情報を少しでも手に入れるためだと思っていたので、全滅させてしまったのは意外だった。一応、相手の戦力を大幅に削いだという実績は出来たが、相手の組織が巨大であるならばいくらでも傭兵は再調達できそうである。
やっと相手の黒幕の名前が登場し始める。今まで雲を掴むような『国籍不明の謎の襲撃犯』が敵だったが『周防裕三、佐古田匠』という名前が出てきてだいぶわかりやすくなった。今のところ証拠不十分ではあるが、いざとなったらカチコミに行ける状況は作り出せた。