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『ゴッドオブブラックフィールド』第295話ネタバレ感想|恭弥に突きつけられた許克への謝罪要請

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『ゴッドオブブラックフィールド』第295話ネタバレ感想|恭弥に突きつけられた許克への謝罪要請

※本記事には『ゴッド・オブ・ブラックフィールド』第295話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。

前回は、恭弥がダエルや黒川たちと一連の騒動を振り返りつつ、サウナや家族との時間、ミシェルとのやり取りを通して、束の間の日常を過ごしました。ビルの購入や学園祭の話も進み、表向きには落ち着いた時間が描かれています。

そして今回は、その流れを断ち切るように、恭弥のもとへ再び現実が押し寄せます。ラノックからの連絡をきっかけに、中国側の重要人物・許克との会談が決まり、恭弥は戦いと政治が絡む場へ向き合うことになる回です。

目次

見どころ1:休息を許さない一本の電話

翌朝、自宅で両親を送り出した恭弥は、久しぶりに予定のない時間を過ごします。

しかし、その穏やかな時間は長く続きません。

休息に身を委ねかけた矢先、ラノック大使から一本の電話が入ります。

恭弥「はぁ…やっぱ休ませてくれないか」

©Kakao piccoma Corp.

電話の内容は、翌日の午後2時にネクサスホテルで行われる会談への同席要請でした。

相手は中国側の重要人物・許克(シュー・クー)。

通話を終えたあと、恭弥の頭にはこれまで起きてきた数々の事件がよぎります。

父が襲われた件、ゴルフ場での暗殺未遂、ユニコーン発表会でのテロ、そして軍事機密に関わる問題。

それらすべてに関係する人物と向き合う機会が、ついに訪れたことを意識するのでした。

なかやす

前回、ようやく日常パートが少し前進しましたが、今回あっさりと戦いと政治の世界に戻ります。

ここまで黒幕と思われる人物を片っ端から叩いてきた恭弥ですが、やっと作戦を指示した根源にたどり着いた感じがします。

ラノック救出の際は、彼の安全確保のために早々に退却した恭弥ですが、これからは許克(シュー・クー)をいかに倒すかというモードに切り替えていくと思われます。

見どころ2:謝罪を求められる恭弥

日中、恭弥とダエルは黒川の事務所を訪れ、前日に決まった会談について確認します。

黒川は、恭弥がラノック大使と許克(シュー・クー)に会う約束をしていることを把握しており、その人物が中国国家安全部で極めて高い地位にあると説明しました。

さらに黒川は、中国がラノック個人と日本政府で態度を使い分けると見ます。

大使には配慮を示しつつ、日本に対しては経済制裁という形で圧力をかけてくる、という読みでした。

加えて、ザビエを拘束した一件により、アメリカ側の不興を買っている点にも触れます。

中国の経済制裁とアメリカの利上げが重なれば、政権がその責任を問われ、交代に追い込まれる可能性もあると告げられました。

そうなれば内閣情報調査室の体制も変わり、これまで恭弥と家族を守ってきた仕組みは維持できなくなります。

話を聞いた恭弥は、自分に求められている役割を問い直します。

黒川から示されたのは、会談の場で関係改善を最優先するという、日本側の要請でした。

恭弥「つまり許克に土下座でもして許しを請え、そういうことですね?」

恭弥「つまり許克に土下座でもして許しを請え、そういうことですね?」

©Kakao piccoma Corp.

黒川は明確な否定も肯定もせず、謝罪に加えて、もう一つ条件があると告げるのでした。

なかやす

この場面で目についたのは、恭弥がそれまで思っていたことと真逆のことを黒川から提案されてしまった点です。

ラノックから連絡を受けた時点では、これまで積み重なってきた事件の落とし前を許克(シュー・クー)に取らせるつもりでいました。

しかし、黒川の口から出てきたのは、対峙や排除ではなく、関係改善を優先してほしいという要請でした。

相手を倒せば終わる話ではなく、その後に続く国同士の関係や政治的な影響まで背負わされていることが突きつけられます。

恭弥がラノックを救出したときのように「強気」で居続けられるのか気になるところです。

まとめ:ゴッドオブブラックフィールド:第295話

  • つかの間の日常を断ち切るラノックからの一本の電話
  • 会談の相手が中国国家安全部の大物・許克だと判明
  • 黒幕の“根源”にようやく辿り着いた感覚
  • 黒川から示される中国と日本への使い分け戦略
  • アメリカの動きまで絡む国家規模の圧力
  • 恭弥に求められたのは対峙ではなく関係改善
  • 強気で押し切れない立場に立たされた恭弥の行方
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