ピッコマ『ゴッドオブブラックフィールド』71話、72話の見どころ・ネタバレ
1.新兵の教育
京極社長が連れてきた部下たちを教育することになった恭弥とダエル。傭兵時代を思い出し、新兵の教育をしようとする。
最初はランニングであり「周回遅れになると脱落」というルールで、最後の一人になるまで走り続けるという過酷なものである。恭弥たちは最初こそ全力で入って、運動部の学生たちをリタイアさせるが、その後はスピードを落として京極の部下たちの後ろを走り始める。
©Kakao piccoma Corp.:わざと速度を落として新兵を先に走らせる恭弥たち
これによってリタイア者は出ないで、ずっと走り続けるという状況を作り出す。辞めるためには自分の意志で止まらないといけない。この方法で京極の部下を全員棄権させて、最後に残った京極も参ったと言って走るのをやめるのであった。
恭弥とダエルが京極の部下を教育することで、恭弥とダエルはスパーリングパートナーと手に入れることができるし、京極も部下が成長できるというWin-Winの関係を築く。
手始めとして新兵の心を折るようなランニングから入る。追い抜かれて終わりというルールを作りつつも、そうやって終わらせないような状況を作って限界まで走らせるというのがこのランニングの目的だろう(あと自分の意志でやめないといけないという屈辱)。
2.新兵の鼻をへし折る
京極の部下たちはランニングでわからされたものの、体力で負けているだけだと思っており、いまだに舐めた態度を取る。そんな態度を取る部下たちに恭弥が怒る。
実践形式で勝負をし、指一本でも触れたら部下たちの勝ちというルールで戦いを始める。1vs1では瞬時に恭弥が勝利し、その後、行われた4vs1の状況でも恭弥が圧勝する。
恭弥は新兵たちの鼻をへし折りつつも「使える人間は半分」と言って、新兵たちのやる気を出させ、これまで以上に必死に訓練させようとするのであった。
スタミナ面だけでなく、戦闘面でも新兵たちを圧倒し、どちらが上なのかをわからせる。自分たちがなぜ、教官なのかということをしっかりと実力を示した形となった。
戦場の厳しさを知っている恭弥は、戦わなかった京極の部下の腕をへし折るなどそこは徹底している。戦う気のない人間は邪魔であるし、何より本人が死ぬことになる。
『ゴッドオブブラックフィールド』71話、72話の感想・考察
今回は前から京極から頼まれていた京極の部下たちの教育編となった。京極の部下たちは社長から言われたから来ただけで、何も納得していないという表情で最初は参加する。恭弥たちも傭兵時代にそんな新兵をよく見てきたのか、傭兵式のしごき方で部下たちを歓迎する。
実際、恭弥たちは経験も実力も新兵たちよりも遥かに上なので、手合わせをして体に覚え込ませるという方法を取る。京極としても恭弥たちの実力は知っているし、その実力を知れば、部下たちも自然と言うことを聞くだろうという考えはあったと思われる。
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