『リターン~ある外科医の逆襲~』6話、7話の見どころ・ネタバレ
1.春馬の恨み
中学生時代にキックボクシングで体を鍛えていたおかげで、春馬たちに喧嘩で勝つことができた五十嵐徹。喜んでいたのもつかの間、後日、徹は教師から呼び出されることとなる。
呼び出された内容は春馬たちとの喧嘩の件であり、悪いのは徹であり、しかも停学処分が決まったと言い渡される。二階堂春馬は両親の力が強いらしく、理事会すらも動かすことが出来るらしい。
万事休すかと思われた徹だったが、そこに春馬が現れて徹の処分の撤回を求める。結果として、徹は無罪放免となるのであった。
二階堂家の圧力によって、2度目の人生を生きる徹の知らない展開になるわけだが、春馬の口添えによってなんとか悲劇は回避する。
春馬が徹をかばった明確な理由は不明だが、態度から見て「テストの成績では上回ってやる」という思いがあったのかもしれない。喧嘩でも負け、勉学でも負けた春馬は屈辱を受けることとなる。
春馬は家柄もよく、勉強もできて、しかも二階堂家の後ろ盾で好き勝手できていただけに、人生で初めての敗北を味わったのかもしれない。
2.父親に健康診断を受けさせる
今、高校1年生の徹だが、前世では2年後に父親が末期がんで亡くなっている。徹はこれを回避するために、今の段階からガンを見つけて、対処するために、父親に健康診断を受けさせようとする。
体の不調も感じない父親は、息子が稼いだ金で健康診断には行けないとこれを1度拒否する。しかし、徹は引かず、父親に熱意を伝えて、なんとか健康診断に行かせる約束を取り付ける。
©Kakao piccoma Corp.:健康診断に行くことを了承した父親に喜ぶ五十嵐徹
後日、父親が健康診断に行き、帰ってくると、結果は特に異常なしというものであった。
また、1つ前世の記憶を使って、悲劇を回避しようとする徹だったが、当てが外れる。徹としては、本当に問題なかったのか、医者の見落としなのかを確認したいところだろう。
ここで、前世で徹が医者だったことが生きてきそうである。
『リターン~ある外科医の逆襲~』6話、7話の感想・考察
徹が前世の記憶を使い、徐々に未来を変えていくことで影響が出始める。その1つとして、本来、成績1位だったと思われる春馬を蹴落とし、徹が1位となり、しかも、勝手気ままな学園生活を送るはずだった春馬を徹が止めた。
これにより徹が春馬に恨まれ始める。春馬が徹を停学させなかったのは、自分の実力で徹をねじ伏せないという思いがあるのかもしれない。