『リターン~ある外科医の逆襲~』111、112話の見どころ・ネタバレ
1.手術のためアメリカに飛ぶ
大日グループ会長の二階堂宗重が倒れる。救急車によって大日病院に運ばれ、症状が肝性昏睡で極めて良くない状況だと言われる。
暁教授は息子の二階堂宗成に「もって1週間だ」と伝える。一方で、手術はとても困難で仮に手術をしても患者の体力が持たずに亡くなる可能性が高いと言われる。
日本で手がなくなった宗成と秘書室長の菅野はアメリカの最高の病院であるセントジョゼフ病院に行くことを決意する。患者を受け入れてくれた肝臓外科教授のデイビッドから説明を受けた宗成の前に、執刀医である五十嵐徹が現れるのであった。
©Kakao piccoma Corp.:執刀医として現れる徹
何かと因縁がある二階堂家と徹であるが、大日グループ最高権力者の二階堂宗重を手術することになる。もし、この手術に成功すれば、今まで苦渋を舐めさせられていた二階堂宗利よりも高い権力者を仲間にできるかもしれない。
宗重を治して、大日病院に交換教授として現れれば、まさに無敵の状態で凱旋できると言っていいだろう。
2.五十嵐徹の手術を拒否
五十嵐徹が執刀医として登場することで宗成と菅野の対応がガラリと変わる。まだ若い徹に対しての不信感と医療ミスを犯したことへの不満が爆発し、手術を拒否する。
別の病院で手術を受けようと考える宗成だったが、アメリカは豪雪に見舞われており、とてもじゃないが移動できない状態であった。そこに美穂から電話がかかってきてやり取りをするのだが、美穂の口から「徹は最高の医者だ」と後押しを受ける。
二階堂宗重の容体が悪化し、移動もできない状態となった宗成に対して、デイビッドはどうするかの決断を迫るのであった。
医者としてかなり名が売れていた徹であるが、宗成と菅野には悪評しか伝わっていなかったようだ。ここで手術拒否となるところであったが、神のいたずらか、もはやセントジョゼフ病院で手術をするしか選択肢がなくなってしまう。
しかし、移動できたとしても受け入れてくれる病院はなかっただろうと思わせるほど、今回の手術は高難易度らしい。どちらにしても手術をしてくれるのは徹ぐらいしかいなかったと思われる。
『リターン~ある外科医の逆襲~』111、112話の感想・考察
徹が大日病院で行動する上で、一番の障害であった二階堂宗利への対抗手段が得れそうである。二階堂宗重を味方にすることができれば、あとは相手は春馬だけになる。
春馬の「一切証拠を残さず犯行ができる能力」のカラクリを解くことができれば、徹にとってのすべての障害を排除できることになる。