『リターン~ある外科医の逆襲~』24話~26話の見どころ・ネタバレ
1.不正を始める剛士
貧乏人とバカにしていた五十嵐徹が成績1位になったことが気に食わない剛士は次のテストまでに不正を働き始める。
剛士は自分の父親が医学部の副学長ということを盾に、テスト内容を事前に知ったり、徹の成績を下げるために他人を利用する。
©Kakao piccoma Corp.:父親の威光を盾に不正を働く剛士
しかし、テスト結果はむしろ剛士の成績はガタ落ちして、徹はいつもどおりの高得点であった。
剛士が父親の威光をひけらかして、学生たちに言うことを聞かせて成績1位を取ろうとするが、そんなことにかまけていたせいで剛士の成績は落ちる。
しかも、不正を働かせていた学生たちは、徹に真実を話しており、徹は剛士の妨害を受けずにテストを受けていたことがわかる。つまり、剛士の父親の威光程度では人を完全に動かすことは出来なかったということだ。
2.追放される剛士
数々の不正が学部の学生代表の美穂にバレたことで、すべてを理事長に報告すると言われてしまう。焦った剛士は勢いそのままに美穂に暴力を振るったせいで、徹の怒りを買ってタコ殴りにされる。
結局、すべてを報告された剛士は父親の副学長の命令で、徹に頭を下げることになる。しかも、有名な二階堂家の娘に手を上げたということで、副学長からは1年の休学を言い渡されるのであった。
やはり二階堂家の家柄は相当いいらしく、副学長も恐れるほどらしい。嫌な奴というキャラで出てきた剛士だったが、ここで自滅してサヨナラとなる。
本来、人を脅せる家柄の大きさは、二階堂家ぐらいが必要なのだろう(実際、高校時代は完全に春馬の事件をもみ消して、徹を停学処分させるつもりだった)。
『リターン~ある外科医の逆襲~』24話~26話の感想・考察
今回の話は「剛士さよなら回」と言ったところだろうか。親の威光を盾にやりたい放題していたら、結局、告げ口された挙げ句、より良い家柄の家系に潰された形となった。
ある意味、徹の2度目の人生の成功によって、人生を狂わされた人間の一人かもしれない(おそらく、徹がいない世界線なら普通に学生生活をしていただろう)。