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ピッコマ『リターン~ある外科医の逆襲~』35話、36話感想・ネタバレ:両親への恩返し

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目次

『リターン~ある外科医の逆襲~』35話、36話の見どころ・ネタバレ

1.大金を手にする徹

五十嵐徹はTC80を再利用するためのアイデアを企画書にまとめたことで3000万円を手に入れる。徹としては、前世の記憶を使って、すでに成功している技術を企画書にまとめるだけだったので簡単であった(少し罪悪感もあったようだが、マインバイオ社が潰れないために仕方がなかった)。

3000万円を手に入れた徹はそのお金で、引っ越しをしようと両親に提案する。最初は、息子の稼いだお金を使うわけにはいかないと否定的だったが、徹の強い要望によって引っ越しの計画が進むのであった。

前々から引っ越しを考えていた徹だが、今回まとまったお金が入ったのでこれを機に引っ越しを考える。徹は学生としては成功していても、両親の生活は良くなってはいなかったので、ここで恩返しも含めて前世よりも良い生活が出来るように良い家を買おうとする。

徹にはまだマインバイオ社のストックオプション4000万と、投資したお金があるのでまだまだ手元にはお金が残っている。

2.誤解が元で救急当直に

風邪で体調が悪くなってから10日、なぜか体調が戻らずもっと重い病気なのでは徹は思い始める。そんなところに、美穂の兄である二階堂智章が現れて一緒にコーヒーを飲むことに。

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©Kakao piccoma Corp.:徹を会話に誘う美穂の兄・智章

どうやら美穂が智章にしょっちゅう徹の話をしているらしく、気になったようだ。美穂のことを世話してくれて、ありがとうという言葉を言われてふたりは別れる。

だが、体調不良で席を外していたはずの徹がコーヒーを飲んで休んでいたところを、チーフに見られた徹はズル休みをしていたと勘違いされ、バツとして救急当直を言い渡されるのであった。

節目節目になると体調が悪くなる徹。しかも、体調不良が続いているのでかなり気になるところ。意図的に徹の体調をコントロールできる存在がいるとは思えないが、何かの意図は感じる。

誤解が元で救急当直をすることになった徹だが、前世は外科医だったこともありかなり手慣れている。手慣れすぎていて、今まで同様「お前本当に初めてか?」と言われてしまう。口では「出しゃばらない」といっている徹だが、今のところ、一度も出しゃばらなかったことがないので、もはや通過儀礼。

『リターン~ある外科医の逆襲~』35話、36話の感想・考察

前世の記憶と今の実力を合わせて稼いだ3000万を使って、徹は両親に恩返しをする。徹の2度目の人生の成功によって、着実に生活水準が上がってきている。徹本人はまだ何も成し遂げていないが、その変化によって周りの人間に多大な影響を与えている。

今回、徹が「外科医になりたくない理由」というのが少し垣間見れた。外科医として手術に向かうプレッシャーやそれに伴う心臓の鼓動を聞くのが嫌だったのだ。外科医としての技術や経験を積んでいるとは言え、やはり責任がつきまとう手術への負担は相当なものなのだろう。

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