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ピッコマ『リターン~ある外科医の逆襲~』39話、40話感想・ネタバレ:ゴールを見失う徹

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目次

『リターン~ある外科医の逆襲~』39話、40話の見どころ・ネタバレ

1.二階堂家の後継者

二階堂春馬は父親の宗利に会いに行く。宗利から卒業について聞かれ、春馬はただ卒業するだけだから準備など必要ないと言う。

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©Kakao piccoma Corp.:父・宗利に会いに行く春馬

宗利はその返答に怒り「それだから万年2位なのだ」と言われる。死んだ長男・智章は常に1位だったらしく、ここでも春馬は比較されることとなる。宗利は智章亡き今、後継者を春馬にするしかないのだが、春馬は一族でも評判が悪く説得するのに苦労したらしい。

一族に認められるためにも実力を示せという宗利は、その場として大日病院の外科医というポストを用意するのであった。

二階堂家は後継者として有力だった智章が亡くなったことで、春馬を後継者として育てていくしかなくなってしまう。意外だったのは、春馬が「穢れた血」と呼ばれているのは二階堂家内だけでなく、一族全体からもそう思われている点である。

なにやら、春馬の母親が何かやらかしたことはわかるのだが、実際に何をしたまでかは明示されていないのでよくわからない。少なくとも二階堂家だけではなく、一族全体に評判が広がるようなことを起こしたのだろうと予想はできる。

2.ゴールを見失う徹

目標の「東成大の形成外科」の教授から嫌われていると感じた徹は、ここに来てゴールを見失ってしまう。そんなときに、エイミーから電話が来て食事に誘われる。

エイミーからの話で、エイミーがヘインス日本支社の社長に就任したこと、そして卒業後にヘインスに就職しないかという誘いがなされる。エイミーから高待遇を約束され、しかもちょうど目標を見失っていた徹は考えた揺れてしまう。

そこに大日病院の人事部から電話がかかってきて、徹を雇いたいという話を提案するのであった。

形成外科は絶望的と勝手に判断した徹のもとに、複数の就職案件が飛び込んでくる。徹は東成大医学部で1位の成績を取り続けているのだから当然とは言えるだろう。

しかし、雇おうとしている側は徹が望むような「形成外科」の仕事を回すつもりはなさそうである。大日病院も含めて徹を内科か外科医にしようと思っているに違いない。

『リターン~ある外科医の逆襲~』39話、40話の感想・考察

大学生になった春馬は家庭環境の影響もあってか、より歪んだ性格になりつつある。穢れた血と罵倒されながらも、一族の体裁を守るために仕方なく二階堂家の人間でいさせてやるという宗利の考えが見え隠れする。

徹はと言うと、形成外科への道以外の可能性も少しずつ考えるようになる。実際、ヘインスやマインバイオ社に入社すれば整形外科医よりも稼げる可能性はある。しかし、2度目の人生を始めてからずっと形成外科が目標だったので、今更考えを変えるというのも難しいのかもしれない。

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