『リターン~ある外科医の逆襲~』41話、42話の見どころ・ネタバレ
1.徹にとって春馬とは?
東成大では形成外科に行くのは厳しいと感じた徹は、大日病院の話を聞くことにする。徹への待遇は破格であり、いきなり同年代の倍の年俸を約束される。「東成大医学部の主席」がどの程度活躍するかを参考にしたいという思いもあっての待遇のようだ。
徹はその後、二階堂春馬とサシで飲むことになる。酒の席で春馬は徹に「お前にとって俺は何だ?」と質問する。それに対して徹は「友達だ」と回答する。
酔いつぶれる徹に対して春馬は「これからも友達でいたい」と意味ありげに話すのであった。
©Kakao piccoma Corp.:酔い潰れた徹に意味ありげに話しかける春馬
徹を大日病院にスカウトする人事部の人間は「あの方」に命令されて行動しているらしい。二階堂宗利が徹をスカウトしたいとは思わないはずなので、ここでの「あの方」は春馬である可能性が考えられる。
春馬は徹に常に学業で負け続けており、それに勝ちたいという思いがあるのではないか?と予想できる。だからこそ、春馬と同じ大日病院に徹をスカウトしようとした。
2.大日病院に就職する
東成大医学部を卒業した徹たちは、大日病院で勤務することになる(徹、春馬、美穂、そして中高時代の友人・正樹)。最初は研修医として配属され、ひと月ごとに違う科を経験していくことになる。
徹の直属の先輩として教育するのは平尾という医者となる。しかし、前世の記憶から徹はこの人物が性格が悪いことを知っていた。実際、東成大医学部主席だからって調子に乗るなと釘を刺される形で教育がスタートする。
だが、教育と言ってもリストを渡されてそれを上から順番にやっていけという丸投げのスタイルであり、教育するつもりなど微塵もないのであった。
結局、学生時代の同級生がほとんど大日病院に集合する形となる。徹は大日病院で形成外科を目指すという目標に切り替えて今後、行動していくようだ。
前世の記憶もあってか、徹は今いる大日病院の医者に顔なじみがいるようだ。しかし、教育担当の平尾は性格が悪いのか、一切教育するつもりがない。だが、徹としてもすでに実力はあるので放置されても何も問題ないだろう。
『リターン~ある外科医の逆襲~』41話、42話の感想・考察
大学生編が終わり、次は大日病院編がスタートする。なにやら春馬が裏で暗躍していそうな雰囲気が漂っている。万年2位という屈辱、そして一族からのプレッシャーで闇が深くなっているキャラクターである。
徹は成長して進学すればするほど、前世の記憶を活かしやすい環境になっていく。長年外科医として働いていたので、ある意味病院勤務が一番勉強が必要ない環境かもしれない。