『リターン~ある外科医の逆襲~』45話、46話の見どころ・ネタバレ
1.原因不明の患者の問題点を解明
五十嵐徹は前世の医者としての経験、東成大医学部の知識、そして大日病院の書物で勉強することで原因不明の症状で苦しんでいた患者・森さんの病気にあたりを付ける。
教育係の平尾に森さんが「横紋筋融解症」の可能性があると進言しても、無視されたことから、徹は独断で森さんの血液検査をする。その結果、森さんの病気が「横紋筋融解症」だと確定し、見事に治療に成功する。
このおかげで古賀教授からの評価が更にあがり、森さんの親族が投稿した、徹への感謝文が評判を呼び、ベスト投稿として大日病院のホームページに掲載されるのであった。
目立ちたくないと思っている徹だが、古賀教授でさえ見つけられなかった原因不明の症状を看破した徹は、もう一流の医者と言って良いレベルまで成長していた。
徹の評判は医者内だけでなく、患者たちの中でも広まりを見せつつあり、徹が名医であることが周知されるようになっている。
2.再び、前世の妻を見かける
内科としての評判が高まり、古賀教授からのアプローチも過激になってきたが、なんとかいなして内科の研修が終了する。次の研修は外科であり、大日病院が国内最高を自負する科となる(その分、忙しい)。
美穂から食事の誘いを受けた徹は外出しようとするが、そこで病院内に前世の妻・明日香がいることに気づく。前世で離婚していた徹は、負い目ゆえか明日香を追いかけてしまう。
前世ではOLだったのにもかかわらず、今回は看護師になっていることに驚きつつも、前世の妻への思いが消えない徹であった。
©Kakao piccoma Corp.:2度目の人生では看護師になっていた徹の前世の妻・明日香
どういうバタフライ・エフェクトが起こったか知らないが、前世ではOLだった前世の妻・明日香が今回は看護師になっていた。やはり、徹が2度目の人生をやり直すことで、色んな人間に間接的だが影響を与えているようだ。
恋愛沙汰には無頓着だった徹だが、さすがに前世の妻の登場には動揺を隠せないようである。美穂のアプローチも露骨になってきたことで、明日香と美穂の恋愛バトルが起こりそうだ。
『リターン~ある外科医の逆襲~』45話、46話の感想・考察
徹が何も勉強せずに今の大日病院に来たら、研修医としては凄いが最終的には普通の外科医として終わってしまうだろうが、前世も含めて長年勉強してきたことで、医者として一皮むけることになる。徹はいわば、一流の医師になりつつあるのかもしれない。
徹が「前世の妻とどう接するか」という問題が出てきた。今まで人生のやり直しはあくまで自分中心、家族中心に考えてきたが「前世の妻にどう報いるか」までは考えていなかった。もう一度結婚して、今度は幸せな家庭を築くか、それとも別々の道を歩むかの決断が求められる。