『リターン~ある外科医の逆襲~』63話、64話の見どころ・ネタバレ
1.研修医専攻試験がやってくる
徹が名医として名が売れたことで、大日病院でも徹を指名する患者が増え始める。患者が増えたことで、徹は目標である形成外科の勉強が削られ焦りが見え始める。
そんな徹の元へ、徹に命を救われた大泉孝蔵がやってくる。徹にお礼を言いに来たことと、何かしてやれることはないか?という質問をされる。徹は医者として当然のことをしたまでと言い、何かを要求することはなかった。
その後、研修医として地方の病院へ派遣された徹は、形成外科への願書提出を美穂に任せる。そして、時が経ち、研修医専攻試験の日がやってくるのであった。
研修医でありながら、外科医としての名が売れていく徹。徹としては形成外科に行きたいので、外科医として名が売れていくのは不都合であるのだが、徹は医者としての信念として患者からの指名を断ろうとはしない。
大泉孝蔵との人脈ができ、相当な借りを作ったことになる。権力の問題で、二階堂宗利に対抗できる手段を手に入れた形となる。
2.まさかの外科医合格
研修医専攻試験を終えた徹と友人の正樹はふたりで飲みに行く。正樹から「もし、形成外科に行けなかったらどうするか?」という質問をされるが、先のことは考えず結果を待つしか無いと徹は返答する。
©Kakao piccoma Corp.:酔った勢いで形成外科に行けなかったらどうするのかと聞く正樹
合格発表の日がやってきて、正樹は志望通り外科に合格する。徹も試験結果を確認すると、合格していたにはいたが、なぜか志望学科が「外科」になっていた。
なんとか、大日病院に掛け合って専攻を変えようとしてもらうが、すでに合格結果は出ており、今から変えるのは難しいと言われてしまうのであった。
形成外科を志望して試験を受けたはずが、外科希望になっていたというまさかの展開で、徹は外科医の道を進まざるおえない状況を作り出される。
おそらく春馬が暗躍しているのだろうが、徹としては対抗手段がないので、形成外科は諦めるしかないだろう。
『リターン~ある外科医の逆襲~』63話、64話の感想・考察
11年間必死に形成外科を目指して頑張ってきた徹だが、最後は願書先が違うという悲しい感じで夢破れることになる。十中八九、春馬が後ろから手を回していたのだろうが、春馬はやはり是が非でも徹と同じ土俵で勝ちたいという思いがあるのだろう。
しかし、徹が外科医になること自体はそんなに悪い選択肢ではない。前世で長年外科医として経験は積んでいるし、2度目の人生で医学の知識はさらに分厚くなり一流の医者になっている。名前も十分売れているので、外科医として活躍する分には順風満帆と言えよう。