『俺だけレベルアップな件』137話、138話の見どころ・ネタバレ
1.巨人の王 太初の君主「レギア」
ゲート前に居た大型の巨人族を倒した水篠旬だったがこいつは「ダンジョンの主」ではないとシステムのログから推測する。まだ、ボスはゲート内にいるとわかって、ベルと共に侵入する。
ゲート内に入ると笑い声が聞こえ、奥に進むと体中を鎖で繋がれた巨人族がいる。その巨人族は支配者たちが何を企んでいるか知っており、封印を解いてくれれば味方になってやるという。
巨人の王レギアはスキルを使ってお互い嘘を付けない状態にし会話をする。水篠旬は質問として「支配者はなんで、モンスターを地球に送っているのか」をレギアに聞くのであった。
© Kakao piccoma Corp.:支配者によって封印されている巨人の王レギア
ゲート内に居たのはダンジョンのボスであり、巨人の王 太初の君主でもある「レギア」であった。システムからの干渉を受けておらず、今までのモンスターと違い情報を引き出すことができる。
レギアが言う支配者というのは、水篠旬がシステム設計者に見せられた映像で出てきた「銀の兵士」の勢力のことだとわかる。つまりあの映像はモンスター率いる君主と支配者たちとの戦争だったと言うことだ。
2.支配者たちの目的
支配者たちがモンスターを地球に送り込んでいる理由は「地球を君主たちとの戦争の再戦の場」にするためだとレギアは言う。モンスターを通じて地球を魔力で満たし、魔力によって地球を強化することで戦争に耐えられる世界を作り上げようとしている。
しかも、水篠旬の力は元々、君主の力でありそれを君主でもない旬が持っているのは裏切りだと言う。つまり、君主の力を持つ水篠旬は支配者と敵対しているし、裏切り行為によって君主たちからも狙われる存在になっている。
水篠旬は味方になるというレギアの封印を解く。しかし、レギアは支配者からの命令で「人間を殺せ」と言われており、結果的に旬に攻撃を加えようとする。旬はやはり仲間にはなれないとして、レギアを倒して大幅にレベルアップするのであった。
© Kakao piccoma Corp.:国家権力級ハンター「クリストファー・リード」
とうとう、この世界の全容がわかるような情報が得られる。支配者の目的は「戦場となる地球を強化する」のが目的で、モンスターを送り込むのはその手段のようだ。人間がハンターとしての力に目覚めたのは魔力が充満した副産物なのだろう。
支配者と君主が再戦をするということは、昔に行われた戦争では決着がつかなかったことを意味する。モンスターたちが使役されているところを見るに、君主側の劣勢で戦いが終わったと予想できる。
『俺だけレベルアップな件』137話、138話の感想・考察。
この世界の在り方についてはわかったのだが、今後、水篠旬が何をしていけばいいかに関してはまだわからない。レギアの話では狙われているので、相手側からアプローチしてきそうではある。
君主側と支配者側という2つの戦力があることがわかった。システム設計者はゲートやモンスターたちを使っていたことから、支配者側と考える方が良さそうか?