『俺だけレベルアップな件』139話、140話の見どころ・ネタバレ
1．救われる諸菱賢太の父
セルナ夫人は霊能力で国家権力級ハンター「クリストファー・リード」が殺される夢を見る。クリストファーはセルナ夫人を立てつつも夢で見たという荒唐無稽な話は信じられないし、国家権力級ハンターを守れる存在など居るのかと声を荒げる。
ハンター管理局副局長はクリストファーを助けられるのは水篠旬しか居ないと説明する。水篠旬が巨人族を倒したというニュースは世界中に発信されて、彼はもう国家権力級なのではないかとささやかれていた。
DFNに居た諸菱賢太に実家から電話が入りに日本に帰国することになる。諸菱の父の溺睡症が発症し、眠ったままになってしまう。悲しみに暮れる諸菱賢太を見て、水篠旬は希少な「命の神水」を使って諸菱の父親を救うのであった。
© Kakao piccoma Corp.：父親が息子の活躍をまとめていた本を渡される諸菱賢太
セルナ夫人は予知夢も見ることが出来る超能力者であった。国家権力級ハンターを殺せるほどの存在と考えると、今まで何度か出てきた謎の人間たちだろうか？彼らは支配者側の人間の可能性はあるが、それなら国家権力級ハンターを狙う理由がわからない。
諸菱賢太の父親が命の神水によって救われる。もう少し、心の葛藤があるかと思ったが、仲間のよしみということで比較的すんなりと救ってくれた。
2．殺される国家権力級ハンター
夜中、クリストファー・リードの自宅に謎の人間たちが現れる。その人物はモンスターの言葉で語りかけクリストファーを「光の破片」と表現する。モンスターの言葉がわからないクリストファーは相手の意図が理解できず、すぐに戦闘態勢に入り殴りかかるのであった。
DFNでの後処理も終えた水篠旬は日本に帰国することになる。帰国の飛行機の席の隣に米ハンター管理局員アダム・ホワイトが現れる。そこでアダムは先日、国家権力級ハンターのクリストファー・リードが殺害されたことを伝える。
その上で容疑者の最有力候補が水篠旬の父親であることを説明する。旬は怒りながらもなぜ、その情報を自分に伝えたのかアダムに説明させる。近く行われる国際ギルドカンファレンスで水篠旬の父親を国際手配するので、その前に旬にこの情報を伝えておこうという話であった。
© Kakao piccoma Corp.：クリストファー・リードの家に現れた謎の人物
クリストファーの家に現れた謎の存在の口ぶりからして、国家権力級ハンターに力を与えている存在を「光の破片」と呼んでいるようだ。クリストファーを殺したのは、光の破片から力を得ている存在を消すためだろうか？
何度か登場している謎の人物たちは、国家権力級を超える実力を持っていることがわかった。作品全体が徐々にインフレしてきており、とうとう国家権力級ですら殺される段階に入りつつある。
『俺だけレベルアップな件』139話、140話の感想・考察。
水篠旬の新たなる目的として「王」に対抗できる実力を手に入れること、そして父親が存命であることはわかったが指名手配されるという状況になった。今でも十分な実力は手に入れてると思うが、旬は更なる高みに登る必要性があるらしい。
次に起こるイベントは国際ギルドカンファレンスになりそうだ。舞台はアメリカになるので、スカベンジャーギルドの右京将人やトーマス・アンドレと接触する可能性が出てきた。