『俺だけレベルアップな件 外伝』11話、12話の見どころ・ネタバレ
引用画像は『© Kakao piccoma Corp.』
1.刑事になった水篠旬
大学生時代から時間が過ぎて、水篠旬は捜査一課強行犯係の凄腕刑事になっていた。神出鬼没なことから署内では『幽霊(ゴースト)』と呼ばれる。旬の元には新人刑事の世良慎之介(せら しんたろう)が配属されて、一緒に外回りをすることになる。
旬が署内で仕事をしていると、娘が自殺だとされたことに納得がいかない母親が声を荒らげていた。気になった旬は資料を見るが、不審な点はなく自殺の可能性が高いことを母親に伝える。しかし、その上で再度現場を確認することにする。
旬の『影の抽出』は以前よりも強化されており、現場に残った血痕からでも影を抽出できる。娘の影に自殺かどうか確認すると自殺だったと答える。自殺理由を聞き出すと子供の頃から養父に酷い虐待を受けており、逃げてもずっと追ってくることから自殺に踏み切ったようだ。
養父にこの内容を話した旬は自首を提案するが、養父はお金で旬を口止めしようとする。救いようのない養父と判断した旬は養父を『安息の領域』に閉じ込めて殺してしまうのであった。
・現場に残された血痕から影を抽出する水篠旬
大学を卒業して刑事になって、名が売れてるとすると25,6歳ぐらいに水篠旬はなっているだろうか?犬飼の勧め通り刑事になることで異常なまでの検挙率を誇っている。影の兵士でパトロールまでしていると考えると相当、犯罪を抑え込めてるはずだ。
外伝は新たな物語が始まるというよりかは、水篠旬の余生が描かれている感じがする。1話1話で年単位の時間が進んでいっているので外伝の終わりは比較的早そうだ。旬は不老不死になっているので終わりをどうやって描くかが問題になってきそうだ。
2.後藤会長が天寿を全うする
水篠旬は諸菱賢太に飲みに誘われる。その場で、賢太は水篠葵にプロポーズをする気だと旬に相談する。諸菱の会社でビルを建てているらしく、そこで葵にクリニックを開業してもらおうとも思っているらしい。プロポーズ成功に向けて色々準備する賢太に、等身大の自分でいけば大丈夫だとアドバイスする旬であった。
旬が帰宅すると妻の雫と息子の護(まもる)が出迎える。影の兵士たちの中では護をどう教育していくかで言い争いが起きていた。翌日、出勤すると署長の犬飼に呼び出される。呼び出された内容は後藤清臣が危篤であるという情報であった。
後藤の病室に現れた旬に、後藤は感謝の言葉を告げる。後藤は最後の頼みとして前世の記憶を蘇らせて欲しいとお願いする。頼みを聞き入れた旬は後藤の記憶を呼び起こす。かつて、旬と一緒に戦った記憶を取り戻した後藤は涙する。後藤は水篠ハンターと再会できたことを喜びつつ、息を引き取るのであった。
・記憶を取り戻し水篠ハンターと再会できたことを喜ぶ後藤清臣
後藤を命の神水で救ってから10年経ったという情報が出たので、おそらく水篠旬の年齢は30歳前後だと思われる。旬は雫と結婚しており、すでに子供もいる。賢太は旬の妹の葵と交際中だと思われ、プロポーズするぐらいの関係になっていた。
雫は前世でハンターの適格者だったので、どうやら影の兵士が見えるようだ。息子の護も二人の子供ということもあって、影の兵士が見えている。旬の血を受け継いでいることもあって、護は幼少にして能力に目覚めている。
『俺だけレベルアップな件 外伝』11話、12話の感想・考察。
刑事をしつつも、影の君主の能力で正義執行しているあたりが夜神月感はある。10話まで語られたことでこの作品のスタンスはわかり始めてきたので、どうやって話を終わらすつもりなのかが気になるところだ。
後藤会長は命の神水で延命したことによって、彼がしたかったことを全てやった上で天寿を全うすることができた。時の流れが早く、旬の子供も現れたので次のシーンでは護が育った後の姿が見られるかもしれない。
しかし、超常の力を持つ者がもう一人誕生したので、息子の護をどうやって育てるかは案外重要そうだ(グレてもらっちゃ困る)。