『4年生』最終回30話の見どころ・ネタバレ
1.謝りに来たジョンハ
ミリンの悪評が広まってから、スッと消えていった彼氏のジョンハだったが、すべてが解決した後にミリンに顔を見せる。
本人としては謝りに来たのだろうが、ミリンは当時のことが地獄過ぎて、そもそもジョンハと連絡が取れなくなっていた事自体、忘れていたという。ミリンはもう、過去のことも思い出したくないので、タンパクに会話を終わらせて、ジョンハと別れるのであった。
ミリンの視線はもう、前を向いており、過去のことは振り返らないという感じになっている。ウビンに宣言した通り「人生から消した」と捉えるべきだろうか。
2.前を向いて生きるミリン
懲戒処分が解除されたミリンは、新年で心機一転、小学5年生の担任先生となる。最初の頃の、軽口を叩けるミリンが戻ってきており、徐々にウビンの呪いから解放されていると感じされる。
©Kakao piccoma Corp.:再び教壇に立つミリン先生
ウビンは施設に入れられていて、そこにはキム先生も顔を見せているようだ。キム先生とは普通に会話できていることから、徐々に回復してきているのかもしれない(もしくは、キム先生には心を開いた)。
ミリンからしたらとんでもない1年だっただろうが、その問題も解決し、皆が少しずつ変わった日常生活に戻っていくという感じで、この作品の終わりを迎えるのであった。
『4年生』最終回30話の感想・考察
「最悪の鬱エンド」も覚悟して、途中読んでいたので、ちゃんと問題解決して作品が終わってくれたので、精神的にはだいぶ良かった。
とにかく、ウビンの異常性による恐怖感や、理解してくれない周りの人間が敵になっていく追い詰められていく感じがすごかった。
それゆえに、ずっと味方でいてくれたキム先生の安心感がすごかった(そして、この人が裏切ったらもう本格的に終わりだという恐怖もあった)。
最終的には、異常な行動は特定の相手にしか見せていなかったウビンが、徐々に精神的に追い詰められていき、公衆の面前で事件を起こしてしまうという形で決着がついた。
30話という短い作品であったが、かなり感情を揺さぶられた作品となった。