ピッコマ『もう一度、光の中へ』28話、29話の見どころ・ネタバレ
1.アリサの無念を晴らすと誓うイシス
アイシャの復讐の気持ち、そして身の潔白を証明したい思いを聞いたイシスはその願いを聞き入れて、無念は必ず晴らすと約束する。
視点はラキアス・デル・イデンベルへと代わり、イデンベル帝国の話になる。イシスを殺そうとしたのは第一皇子のラキアスであり、毒殺が失敗したことを悔やむ。
せっかく育てたスパイも殺されたことで手駒を失い、しかもエルミール帝国にイデンベル関与の可能性を気取られてしまう。皇太子毒殺の波乱の間にイデンベルの戦力を強化する予定だったが、このままだとすぐに戦争になる可能性が考えられ、ラキアスは戦争の準備を急ぐのであった。
そもそもの目的は「エルミール帝国の征服」であるが、その前段階として皇太子を暗殺して戦力強化の時間稼ぎを目論んでいたようだ。
しかし、その目論見は外れて一気に戦争への期間が縮まってしまった。戦力が整っていない状態での戦争は本来したくないだろうが、もはやイデンベル皇室の姿勢からも戦争回避というのは難しそうだ。
2.エルミール帝国征服を企むラキアス
ラキアスが礼拝堂に移動するとそこには祈りを捧げるマリアンヌの姿があった。ラキアスは毒殺が失敗したことをマリアンヌに報告する。マリアンヌは毒殺が失敗したことを悔み、歯がゆいと表現する。
©Kakao piccoma Corp.:礼拝堂で祈りを捧げるマリアンヌ
アリサのことを思い出すラキアスは彼女が原因で欠点を抱えていた。マリアンヌ毒殺未遂で処刑されたアリサの同腹の兄妹であるラキアスは、アリサと関係があったのでは?と疑いがかけられていた。そこを貴族たちに突かれて、皇帝としての力が弱まる可能性があることを懸念していた。
皇帝としての力を強めたいラキアスは「エルミール帝国征服」を手柄にして、皇帝に就きたいと思うのであった。
エルミール帝国に攻撃を仕掛けようとしている理由は、欠点の克服、ひいては皇帝になったときの権力の向上となる。二カ国の戦力がよくわからないが、一応、ラキアスには「戦争に勝利する算段」がついているのだろう。
ラキアスが過去のアリサを思い出そうとすると頭痛がするのが少し印象的だ。精霊使いの能力を持つアイシャであるが、そのライバルとなるマリアンヌが「何かしらの力」を持っていても不思議ではない。
ピッコマ『もう一度、光の中へ』28話、29話の感想・考察
ラキアスの記憶におかしな点があるところから、マリアンヌが何かしらの力を持っているのでは?と連想させる。主人公のライバルキャラというのは、主人公に対抗できるような能力を持っているパターンがあるので、その可能性が思い浮かんだ。
イデンベル側も戦争をする気はあるので、対して時間もかからず戦争状態に突入する可能性が高い。