『俺だけレベルアップな件』89話、90話の見どころ・ネタバレ
1.命の神水で目を覚ます母親
元S級ハンターの美濃部剛は前回の架南島レイドで仲間を失ったことでハンター引退を決めたようだ。元々、好戦的なタイプではなく、これから安定した生活を求めて公務員試験を受けることを決める。
美濃部剛は架南島レイドに参加するつもりはないと前もって白川大虎に断りを入れるが、大虎はそもそも誘うつもりはなく、あくまで挨拶しに来ただけであった。
水篠旬は母親に命の神水を飲ませるために病院に現れる。一縷の望みを託して眠る母親に命の神水を飲ませると、ほどなくして母親が目を覚ますのであった。
© Kakao piccoma Corp.:母親の病室に現れる水篠旬
旬が今まで手に入れてきたアイテムは戦闘のものばかりであったが、命の神水については今までとは毛色の違うアイテムだ。原因不明の溺睡症すらも治すのだから、このレベルアップシステムは本当に神の如き力を持っている。
もはや、ハンターをする理由がなくなった水篠旬だが、今後、架南島レイドに参加することはあるのだろうか?一応、日本全体の危機であるならば旬の家族の危機でもあるのでそれを理由に参加する可能性はある。
2.架南島レイドへの参加要請
溺睡症から目を覚ました事例は初めてなことから退院しようとする水篠母を引き留めようとする。しかし、S級判定発覚後、水篠旬の名前は売れていたので面倒事を嫌った病院側は退院を許可する。
母親が目を覚まし、家族でその喜びを分かち合っていたところに、後藤会長から水篠旬へ連絡が来る。後藤会長から架南島レイドへの参加を求められるが、旬は乗り気ではない。
ちょうどその頃、ハンター協会には架南島レイドへ向けて日本とDNFのS級ハンターたちが集まっており、その様子を後藤会長と水篠旬が見学に行く。
© Kakao piccoma Corp.:命の神水のおかげで目を覚ました水篠母
水篠旬は母親を助けたのでハンターとしての目標を失う。しかも、常識を逸脱した力を手に入れた旬は、普通の人間である家族との壁を感じ始める。
この架南島レイドは水篠旬が「次なる目的」を見つけるための重要なイベントになりそうだ。
『俺だけレベルアップな件』89話、90話の感想・考察。
今、水篠旬がハンターとしてのモチベーションが落ちている理由は「人間からの逸脱」だろうか。レベルアップ能力を手に入れてからは、人知を超えた能力を手に入れ、その過程で殺人なども犯してきた。これ以上行くと、どうなるかという恐怖感はある。
水篠旬の実力が上がり、物語としてもS級ハンターのオンパレードという感じになってきた。もう、旬自体はS級ハンターというくくりを超えてしまった可能性が高いので、ハンター協会に集まる誰よりも強そうだ。