『遠回り~それでも好きになっていいですか?~』11話の見どころ・ネタバレ
1.司の母がとうとうおかしくなる
ついに優羽と会えることになって喜ぶ司。会う日は後日、司が決めることになる。そこに司の母親から電話が掛かってくる。
電話の内容から母親の異変を感じた司は病院で母親を調べる。アルコールと強いストレスで精神的におかしくなり、司を元夫だと思い、しかもお腹の中には子供(司)がいると考えるようになってしまう。
1年近く母親を放っておいた司は後悔し、こんなことが起こらないように母親と2人で暮らすようになるのであった。
© Amutus Corporation:母親の容体を医者から伝えられる司
司と優羽の関係は前進したが、1年間母親を放置していたツケがやってくる。精神が過去に戻ってしまい、司が生まれる前の記憶になってしまったようだ。
しかし、優羽とのふれあいの結果、母親への優しさを手に入れた司は一緒に暮らすことを選択する。優羽をいじめから救った司だったが、それ以上に優羽は司を成長させて救っていると思われる。
2.母親の自殺
司が自分の部屋に入るとパソコンが母親によって破壊されていた。どうやら司が優羽とメールのやり取りをしているのが気に食わなくて壊してしまったらしい。
捨て垢で作ったメールだったので、設定を思い出すことも出来ず、優羽のメールアドレスも覚えていなかったので、司は優羽との連絡手段をなくしてしまう。
そんなおり、司の母親が正気に戻る。家に帰りたいという母親を車で送った司はまた別々に暮らすことになる。今度は、もっと頻繁に会いに行こうと決めた司だったが、悲しくも母親はその2週間後自殺してしまうのであった。
© Amutus Corporation:大倉が白川を抱きしめて自分のものだと示す
優羽との連絡手段を無くし、母親も失った司は悲しみに暮れる。最初は適当な依頼だったから、メールなどのデータをバックアップしようという頭にならなかったのだろう。
正気に戻った母親は現実を受け止めきれず、だからといって息子に迷惑も掛けられないと考えて自殺してしまったのだろうか。
『遠回り~それでも好きになっていいですか?~』11話の感想・考察
司の母親がなくなったことで、記憶喪失になった優羽に提供した司の身の上話はこれで出尽くした感じがある。あとは、ここからどうやって再会するかで、現在への繋がり方が変わってくる。
これでまた優羽と連絡を取らない空白期間が数ヶ月続くわけだが、司はなんとか瑞希を発見する。ここで執拗に優羽のことを聞いたことからストーカーだと思われたのだろうか?
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