『4年生』26話、27話の見どころ・ネタバレ
1.ミンジュンがいなくなる
ウビンとミリンの裁判のために、親族・関係者一同が集まりだす。ウビンの父親は、やる気満々でたとえ敗訴しても控訴・上告をするつもりだという。
そんななか、ミリンの姉とウビンが会話を始める。ミリンの姉は、ウビンのことが可哀想だと思っており、問題はミリンの方にあると感じていたので、親身になってウビンと会話をする。
会話の中で、相手がミリンの姉で、手にしているのが子供のミンジュンだと知ると、ウビンは「抱かせて欲しい」と申し出る。そして、ウビンはそのまま雲隠れしてしまうのであった。
©Kakao piccoma Corp.:ミンジュンがいなくなって放心状態のミリン姉
まさか、「ミリンの姉がウビンの肩を持っている」というのがこういう形で伏線回収されるとは思わなかった。確かに、ミリンはミンジュンの写真を待ち受け画面にしており、そのことはウビンも知っていたはずである。ウビンにとっては、ミンジュンも嫉妬の対象であり、消すべき相手だと思ったのだろう。
しかし、小学4年生で赤ちゃんを抱いて逃げるというのは、実に大胆な行動である。
2.ウビンの行方
赤ちゃんを抱いて逃げたウビンは、タクシーに乗って逃走する。すぐに情報は共有されて、警察と関係者総出でウビンを探すこととなる。
ウビンが向かいそうな場所をミリンも探すのだが、見つからない。そんなとき、ふと過去の記憶で「ウビンが職員室にいるミリンが見える位置から覗いていた」というのを思い出し、ミリンの家から外を見る。そうすると、隣のアパートの屋上からミリンのことをじっと見つめているウビンが見つかるのであった。
ここにきても、ウビンの行動原理がミリン中心というのは恐怖を覚える。ウビンはミリンの住所を知っているだけではなく、ウビンの自宅の中が見える位置も把握していたということになる。
『4年生』26話、27話の感想・考察
ウビンの中では他人の目はどうでもよくなってきており、公衆の面前でミンジュンを誘拐するということをやってのける。今までは、ウビンの父親の前では普通だったり、なかなか異常な部分を出さなかったのだが、ここにきてタガが外れてきているのかもしれない。
ミリンが可愛がっているミンジュンの誘拐、そしてミリンが見える位置からミリンを眺めるということから、常にミリンを中心としてウビンは動いている。
しかし、裁判を目の前にして、ウビンは言い逃れのできない大事件を起こしたこととなる。