『もう一度、光の中へ』32話、33話の見どころ・ネタバレ
1.良い兄になって欲しいアイリス
アイリスはイシスに「良いお兄様になって欲しい」とお願いをする。人生で初めて皇太子以外の役割を求められたイシスは、喜んでそのお願いを聞き入れる。
©Kakao piccoma Corp.:イシスに良いお兄さんになって欲しいというアイリス
その後、イシスは足繁く皇后宮に通い始める。その後、アイリスの子どもが産まれる前に、皇太子の任命式が行われ1ヶ月間、宴が開かれた。
皇太子になったイシスは祖父に「皇太子になるのはプレッシャーで嫌だったこと」を正直に伝える。祖父は娘が亡くなり、残されたイシスをなんとかしないといけないという思いで行動していたことを打ち明ける。しかし、それがプレッシャーになっていたことを知り、祖父はイシスに謝るのであった。
これがアイシャが産まれる前に「イシスが妹思いになった要因」であることがわかる。アイリスの存在が、イシスの凍ってしまった感情を溶かしたようだ。
だからこそ、イシスは祖父に自分の気持ちを伝えられるようになり、お互い思っていることを知ることができた。祖父も権力にしがみつきたかった人ではなく、残されたイシスのためを思っての行動であったとわかった。
2.新しい母親として受け入れられる
皇后宮へと向かうイシスにティリオンが話しかける。前皇后のテティスが亡くなって以降、国が乱れておりその収拾をしていたことでイシスに構えなかったことを、ティリオンは謝る。ティリオンは国のためにもアイリスと結婚したというが、イシスのためでもあったとも話す。
イシスは怪我をしたときに貰ったハンカチをアイリスに返す。そこで、アイリスは白い鳥(アイシャ)と虹(イシス)の夢を見たと言って、産まれてくる子どもの名前はアイシャに決めたことをイシスに伝える。
イシスはアイリスと約束した「良いお兄様」になることを再度宣言し、その上でアイリスに「新しい母上になってくれますか?」とお願いする。アイリスは涙ながらに、良い母親になると言うのであった。
過去回想はここで終わり、イシスが母親を失ってから、アイリスを新しい母親として認めるまでの話となった。アイリスを中心として、この家族が優しさに包まれているとよく分かる。
『もう一度、光の中へ』32話、33話の感想・考察
イシスの過去回想をシメとして、アイシャの7歳編が終わりを迎える。次からは7年後の14歳編へと時間が経過するようだ。てっきり、すぐにでもイデンベルと戦争になるのでは?と思っていたが、そういうことは起きなかったことになる。
アイシャの過去、イシスの過去が語られて、主要キャラクターたちのバックボーンは全て語り終わったので、とうとうメインストーリーの「イデンベル皇室への復讐」の話が本格化しそうである。