西恭弥(にし きょうや)
©Kakao piccoma Corp.:(左)転生前の傭兵・西恭弥 (右)転生後の高校生・西恭弥
この作品の主人公である。フランス傭兵部隊の隊長である「西恭弥」はアフリカでの作戦中に、何者かの裏切り似合い、背後から頭を撃ち抜かれて命を落とす。
恭弥が命を落とす話 》1話~3話感想・ネタバレ:転生した伝説の傭兵
その後なぜか、3年後の日本で、同姓同名の高校3年生・西恭弥として蘇った。
高校生・西恭弥の家庭は優しくて裕福な父と母がいたが、気の弱さからか、学校では「鬼塚竜」を中心にいじめのターゲットになっていた。
いじめの結果、高校生・西恭弥は天明高校の屋上から飛び降りて、4日間意識不明の状態であった。傭兵・西恭弥とはそのタイミングで入れ替わったのだろう。
傭兵であったこともあり、喧嘩はめっぽう強く、いじめっ子たちと戦っても、1人で全員を倒してしまう。いじめっ子たちの後ろ盾をしていた山本組を相手にしても、やはり1人で何人もの相手を倒してしまうほどだ。
恭弥同様に転生を果たしたダエル(須賀先生)とともに運動部を作り、傭兵時代の勘や肉体を取り戻していく。ついでといってはなんだが、高校生・西恭弥と同様の立場にあったいじめられっ子たちも運動部に入れて、キャプテンとして面倒を見るようになる。
ルックスも良く、多言語を使い分けられることから、色々な女性にはモテる。だが、そういうことが面倒くさいのか、素っ気ない態度をとることが多い。
転生後の世界に慣れるにつれて、父親や母親に対して、本当の家族のような感情を抱くようになり、「元の生活に戻りたい」というよりかは「この平和な日常を守りたい」という考え方に変化していくのであった。
ダエル:須賀実(すが みのる)
©Kakao piccoma Corp.:須賀実の体に転生したダエル
フランス傭兵部隊では、隊長・西恭弥の部下であり、戦友であった。恭弥と同じく、アフリカの戦場で裏切りにあって命を落とし、これまた恭弥と同じく日本の体育教師・須賀実として蘇った。
傭兵だったこともあり、恭弥同様に喧嘩は強い。恭弥ほどの実力はないかもしれないが、転生後の世界では欠かせないパートナーとなっている。
教師・須賀実として生まれ変わってからは、奥さんと高校生の娘の3人で暮らしており、この生活を守りたいと、傭兵時代とは違った考え方を持つようになっている。
学校のいじめられっ子たちを助けるため、運動部を作って顧問に就任して、恭弥と共に運動部を引っ張っていっている。
恭弥がダエルだと確信する話 》6話、7話感想・ネタバレ:須賀先生の正体に心当たりがある
白井美紅(しらい みく)
©Kakao piccoma Corp.:白井美紅
西恭弥と同じ高校に通う高校3年の女子。恭弥とは同じクラスで、隣の席に座っている。
恭弥が転生する前から仲が良かったようで、気になる存在のようだ。一緒に帰ったり、朝待ち伏せしたり、部活のマネージャーになったりとアプローチが積極的である。
頭がよく勉強が出来るようで、テストで学年トップを取れたら恭弥とキスする約束を取り付けたため、よりやる気になっている。
恭弥からは、そのシルエットから白雪姫と思われている。
スミセン
©Kakao piccoma Corp.:スミセン
フランス傭兵部隊では、隊長・西恭弥の部下である。アフリカでの任務中、待ち伏せからの弾丸を受けたが、奇跡的に生き残る。
ところ構わずナンパするほどの女好きで、恭弥も嫌気がさすほどである。
シャフランと同じゴント社でアジア営業担当の理事として働くが、恭弥に陰謀を見破られ、右目を潰されるほどボコボコにされて病院送りになる。
その後は恭弥に許しをこい、また恭弥とダエルの仲間になりたいと願い出る。
その際、恭弥とダエルに、自分が築いてきた資産を分配する。その後、ゴント社の日本支社社長となっている。
スミセンと再会するシーン↓
》20話、21話感想・ネタバレ:生き残りの傭兵たち
シャフラン
©Kakao piccoma Corp.:シャフラン
フランス傭兵部隊がアフリカで作戦を実行する際、指揮を取る立場にあったのがこのシャフランである。
アフリカでの作戦を裏切った張本人であり、恭弥とダエルを射殺している。この作品の中でも重要なキャラクターの一人であり、敵役である。
転生した西恭弥が再びシャフランを目にした時には、ゴント社のトップとして働き、西モータースに圧力をかけていた。
傭兵時代のシャフランのコードネームは「砂漠の氷」と言われ、恭弥もダエルもシャフランの実力を高く評価している。
シャフランとの再会する話↓
》20話、21話感想・ネタバレ:生き残りの傭兵たち
西誠司(にし せいじ)
©Kakao piccoma Corp.:西誠司
高校生・西恭弥の父親であり、西モータースの社長。
ビジネスでは苦労した時期もあり、貧しい暮らしだったが、海外との取引を開拓し、軌道に乗り始めた今では裕福な生活を送れるようになっている。
恭弥が暴力団と関わりがあると勘付いたときは、今後は一切関わらないように強く忠告するだけのモラルと息子への愛がある人間である。
西花恋(にし かれん)
高校生・西恭弥の父親であり、西モータースの社長夫人。
裕福な家庭ではあるが、セレブな雰囲気はなく、家族のことを大切と思っている普通の主婦である。何かと危険なことに首を突っ込む西恭弥を心配するシーンが多い。
傭兵・恭弥も母に対して好印象を持っており、西恭弥がこの家族を守ろうと考えが変わるほどの人物である。
鬼塚竜(おにずか りゅう)
©Kakao piccoma Corp.:鬼塚竜
恭弥と同じ高校に通っている同級生、高校生・恭弥を自殺に追い込むほどいじめていたグループのリーダー格である。
暴力団と関係を持っており、不良グループの中でも威張っていた。しかし、暴力団との関係が消えた後は、姫野と同様に不良仲間からいじめられ始めてしまう。
恭弥に助けられたことで、いじめからは解放されることとなる。
姫野リナ(ひめの りな)
©Kakao piccoma Corp.:姫野リナ
恭弥と同じ高校に通う高校3年生の女子。
鬼塚とともに暴力団の存在をチラつかせて、みなをいじめる立場にあった。
恭弥の強さや優しさを知ってからは、恭弥のことが気になり始めた様子を見せ、恭弥からの意見を聞き入れる態度を見せはじめる。
鬼塚と同じく、暴力団との接点がなくなると、逆にいじめられる立場になった。
恭弥に助けられたことで、いじめから解放される。
ラノック
©Kakao piccoma Corp.:ラノック
駐日フランス大使。再来年にある次期フランス大統領の立候補が噂されている人物である。
大統領選挙を見据えていて、フランスの汚点となっていたシャフランを倒すためにあらゆる面で恭弥をバックアップする。
数々の危険をかいくぐってき経験があるらしく、命を狙われるような場面であっても動じることを見せず、常に冷静である。
ラノックとの出会いのシーン↓
》41話、42話感想・ネタバレ:フランス大使からも一目置かれる
エイドリアン
©Kakao piccoma Corp.:ラノック
ラノックの娘。「アンヌ」と呼ばれている。タバコを吸うことからおそらく成人している。
テロリストの事件に巻き込まれて、そのとき左足に重症を負ってしまう。母親もそのときのテロで亡くなっている。
母親の緑の香りを思い出せるという理由でゴルフ好きである。
エイドリアンとの出会いのシーン↓
》115、116話:狙撃が開始される
京極堅志郎(きょうごく けんしろう)
©Kakao piccoma Corp.:京極堅志郎
警備会社の社長である。だが、ただの警備会社というわけではなく、重要な政治家を守る警備もすることから、色々な情報に精通する人物でもある。
実戦の経験もあり、年齢的には高齢であるが、なかなかの実力を持つ。
恭弥がダエルの次に、戦闘面で頼りにする人物である。
「首斬り屋」という殺し屋人物との因縁を持つ。
京極堅志郎との出会いのシーン↓
》45話、46話感想・ネタバレ:シャフランの生存情報
首切り屋(リュウミンホウ)
©Kakao piccoma Corp.:首切り屋
痕跡を残さずに首を切って対象を殺すことを得意とした人物。京極の自衛隊時代に後輩が多数殺されており、復讐しようとしている。
現在は中国の情報局で活動しており、北朝鮮の特殊部隊を動員できるツテを持っている。
首切り屋という存在を知るシーン↓
》59話、60話感想・ネタバレ:首切り屋という存在
黒川尚人(くろかわ なおと)
©Kakao piccoma Corp.:黒川尚人
内閣情報調査室に所属する。京極堅志郎と知り合いであり、自衛隊時代に同じ部隊であった(京極からは「戦友」と称される)。
恭弥が黒川尚人に警察署で助けられるシーン↓
》101、102話感想・ネタバレ:謎の人物に助けてもらう
原田正信(はらだ まさのぶ)
©Kakao piccoma Corp.:原田正信
日本の官房長官。恭弥が黒川尚人から紹介された人物。「ユニコーンプロジェクト」に参加するために恭弥に協力を仰ぐ。
恭弥が黒川尚人に原田正信を紹介されるシーン↓
》107、108話ネタバレ:官房長官とのコネ
沢村義雄(さわむら よしお)
日本の総理大臣。敵対勢力に失脚させられそうになっているが、なんとか「ユニコーンプロジェクト」だけは成功させようと考える人物。
沢村義雄が登場するシーン↓
》109、110話ネタバレ:人生相談を受ける恭弥
ミシェル
©Kakao piccoma Corp.:ミシェル
金髪碧眼でフランス人ハーフの25歳の女性。セシル、シンディーと家が近く、同じフランス人として親しくしている。
ルックス、スタイル、ともに素晴らしく、モデルにも羨ましがられるほどである。
雑誌の編集者をしていて、何かと恭弥の頼みごとを聞いてくれる有能な人材であったが現在は、恭弥から頼りにされることもあり、DIファミリー理事長に就任している。
ミステリアスな恭弥に惹かれ、電話でやり取りする際は必ず恭弥を誘惑する。
ミシェルとの出会いのシーン↓
》12話、13話感想・ネタバレ:語学マウント広告のシーン
セシル
ミシェルの友人。西恭弥とはフランス人経営のレストランで偶然出会う。フランス人のハーフで、証券会社の社員。
シンディー
ミシェルの友人。西恭弥とはフランス人経営のレストランで偶然出会う。フランス人のハーフで、フリーランス。
神代光輝(かみしろ こうき)
©Kakao piccoma Corp.:神代光輝
暴力団「神代組」の組長である。「恵比寿の光輝」と呼ばれ、ヤクザの世界では有名であるらしい。
恭弥が「山本組」を壊滅に追い込んだことで、神代は恭弥に興味を持ち、協力するようになる。
知り合いの病院があったり、ホテルを共同経営することから、ヤクザ以外の能力も高いらしく、それも含めて恭弥からは一目を置かれている。
五十嵐(いがらし)
暴力団「神代組」の最高幹部の1人。神代光輝の部下であり、ネクサスホテルで専務として働いている。
最初こそ、恭弥に対して啖呵を切ったが、神代に一目置かれる男とわかってからは、恭弥を兄貴と呼んで、色々サポートしてくれる。
門倉浩史(かどくら ひろし)
恭弥と同じ高校に通うメガネをかけた1年生の男子。
いじめられっ子だったが、恭弥が運動部を結成するときに初めて声をかけたメンバーであり、体やメンタルを鍛えていくうちに運動部のエースとなっていく。
根本静香(ねもと しずか)
恭弥と同じ高校学校に通う1年生の女子。髪で片目が常に隠れている。
門倉と同じくいじめられっ子だったが、恭弥と須賀先生が作った運動部のメンバーとして誘われる。
部活を通して体力をつけ、少しずつ自信がつく。最初は怖がっていた恭弥とも自然に会話できるようになる。
氷室仁
仁道病院の院長。西恭弥に病院を好きに使っていいと言うが、その代わりに「殺したり、死んだりするのはやめて欲しい」と条件を出す。
ジェラール・G
©Kakao piccoma Corp.:ジェラール・G
傭兵時代の西恭弥と同じ部隊にいた傭兵。彼が新人の時から恭弥は面倒を見ていた。その後、ラノックの護衛役として雇われた彼と再会することになる。
ジェラールとの再会↓
》129、130話:転生者だと気づかれる
椎名愛子
DIファミリーに所属する女優。ミシェルと友人。
如月薫
©Kakao piccoma Corp.:如月薫
DIファミリーの看板女優。強気な性格でマウントを取りたがる。恭弥からは「大人バージョン姫野」と思われている。
デイビッド大柴
アリオン社の代表取締役。日本語とつたない英語を織り交ぜながらしゃべる。DIファミリーのことを見下しており、挑発的な態度をとる。本名は大柴亨。
用語説明
仁道病院
院長は氷室仁。暴力団の神代組がよく使う病院。神代光輝から紹介され、西恭弥も使うようになる。
ネクサスホテル
神代組が仕切る高級ホテル。神代組の幹部・五十嵐が専務を務める。
西モータース
恭弥の父親・西誠司が社長を務める会社。
ゴント自動車
フランスを代表する自動車メーカー。副社長にシャフラン、理事にスミセンがいる。
セルパンブニムー
フランスのギャング組織。構成員は毒蛇の刺青を入れている。
DIファミリー
恭弥が買収した芸能事務所。椎名愛子などが所属する。
超長距離列車プロジェクト「Licorne」
フランスがヨーロッパの覇権を握るための計画。列車を使って、ユーラシア大陸を横断し、フランスと各国を繋ぐのが目的。「Licorne」はフランス語であり、ユニコーンという意味。ラノックが指揮を取っている。
クレディ・ベンチャーズ
フランスの企業で、メディア業界では世界的に有名な投資会社。フランス大使・ラノックの後押しもあって、恭弥が持つDIファミリーに多額の投資をしてくれる。